泥だんご | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

泥だんご

 本日のお教室は午前のクラス3名の参加で、全員が一人暮らしの方達だったのでお家で何してる?という話に。

 

 

生徒さん達は、『パズルを無心で楽しもうかと』『折り紙ずっとやっていられます』とそれぞれ久しぶりにゆっくりした時間を持てているよう。

 

 

授業で一人ワックスボールを作っていました。糸を作る時に使うワックス。




 

 

ビーズワックスと松脂とオイルをグツグツ煮て、水の入ったバケツにジャーと入れて、急いでゴム手袋をした手でまとめてお団子を作って出来上がり。

 

『泥団子をつくるみたいに、クルクルね』と言ったら、他の生徒さんが

『泥団子選手権に出たいんですよね』って言い出して、みんなで『?』

 

 

 スマホで検索したら凄い!凄い!大人の本気凄い!!(笑)

 

 

 みんなで『選手権、頑張って!』と応援して、『世界大会もあるんじゃない?』『うちわ作って応援に行くよ!』『Tシャツ作ろう!』

 

 

 なんて、ワイワイ盛り上がったんですが、子供の頃の遊びって、意味も無く、実用性も無く、ただ楽しく無心になれたものが多かったよね〜と、そういう事って凄く大切なんじゃないか?って話ながらの靴作り。久しぶりに大笑いした〜と言い合いと楽しいひととき。

 

 

 教育を受けちゃうと、ムダな事をせずに、身に付くもの、将来に繋がるもの、そんな思考をするようになってしまうんだけれど、何の意味も無いけれど『ただ楽しい』っていうものって、心のバランスを取ってくれる大切なものなんじゃないかな。だって、子供達はほんと、なにが楽しいんだか?って事や、全く意味のないことするものね。人間が純粋にしたい事ってほんとはね、そういうことなんじゃないかな。

 

 

 

 現状のような、不安でいっぱいで知らず知らずのうちに笑顔が出なかったりする時、『ただ楽しい』ってことを無心でやってみるのはとても良いんじゃないかな。

 

 

 

 究極、人生にも意味なんかは無いかもしれない。ただ、意味づけすることによって前へ進む原動力になっているだけかもしれない。目に見える物質に執着して、心がおろそかになってしまうのかも知れない。

 

 

 

そうやっているうちに『楽しいってなんだ?』と忘れてしまって、物を手に入れた『嬉しい』と勘違いしてしまうのかもしれない。

 

 

 

砂と水だけでコロコロ手で転がして、ピカピカになっていく楽しさを感じれる心はとてもピュアで素敵だな。そういう事に夢中になれる大人はカッコいいね!とみんなで口々に言ってました。

 

 

革底やウェルトは傷ついたら、傷の部分をサンドペーパーで削るとつるつるにピカピカになって傷も消える。心や魂もね、傷ついたら丁寧に無心になってクルクル磨いているとピカピカに磨きが上がるんじゃないかな。

 

 

無心になって『ただ楽しい』に没頭出来る時間を大切にして、心を穏やかに毎日暮らしたいですね。

 

今夜は暖かいココアでも飲みながら、私も『曼荼羅ジグソーパズル』やろっと。