漉き機が入ったよ! | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

漉き機が入ったよ!

 工房の設備導入 第2弾

『SKIVING MACHINE』(漉き機)が工房に届きました!




 

 う〜ん、小さい!!思っていた以上に小さくて軽い! 生徒さんと一緒に『可愛い!可愛い!』を連呼。

 

場所をとらないのはそれだけで素晴らしい!


 従来のも形はかっこ良くて好きなのですが、このミニ漉き機も従来のデザインを残していて、見た目も良し。

 

 

 たぶん、漉き機を使っていない靴工房は当工房のみではないか? とも思われる程、普通、漉き機は靴を作る際に必須がマジョリティー(笑)なのですが、イギリスで働いていた時に私の師匠も先輩も使っていなくて、彼らは口を揃えて『機械の調節している時間に手で漉き終わる』と言っていたのですが、私も同感で。。。。

 

 

 一時、急に退社した人と、産休の人が出て3セクションの仕事を私がする事になり(3人分の仕事)、凄まじい仕事量を抱え、日に日に不機嫌になっていく私を見かねてか?(笑)社長が漉き機をフランスのエルメスの工場から貰ってきてくれて、『これで少し仕事が楽になると良いね』と下さったのですが、なんか異常に大きな漉き機で使い慣れていないから調整が難しくて…


 忙しいところに新しいマシーンの調整で時間とられて、『調節している間に1足縫えてたよ!!!』って、結局使わずに今に至る、、、

 

 

 そんな訳で、漉き機を買うのも工房に置くのも初めてで、ちょっと注文後ワクワクしてました。

 

 しかも、漉き機と言えば “NIPPY" ニッピさんが有名で、しかも昨年このニッピさん A4サイズのミニ漉き機を開発して教室でも話題になっていました。

 

 日本の靴の工場はどんどん潰れている中、小さな工房を立ち上げたり、家で靴作りを趣味にしている人は増え続けているので、この『ミニ 漉き機』は良いところを狙ったな〜と感心。

 

 しかも、従来の漉き機は、中の筒型ナイフを研ぐのが結構難しくて、音がうるさいし、火花が散るし。。。だったのですが、このミニ漉き機は、刃がフラットで使い捨て。研がなくて良いのです。(『使い捨て』ってのがちょっと気になるので、捨てないで何かに利用したいものですが。。)

 

 

 で、本日届きましたので、早速試してみました。 



 う〜ん。従来のも何も使用していなかったから、比べられないのですが、調整は慣れていないので時間が掛かりましたが、そのうち慣れるでしょう。でも、薄い革は苦手みたいだな、漉き機は。

生徒さん達がビーディングのスカイビングに四苦八苦しているのを見るにつけ、漉き機があれば。。。。と思っていましたが、ビーディングはやはり手漉きでないと。。。。。かな(残念)。でも、スティフナーやトウパフはかなり楽になるのでは。

 

 

 後は、レディースの靴を作る際のエッジの"TURNED IN"とかね。

 

 これから、ちょっと楽しみね。もちろん、手漉きも上達させつつ、臨機応変に文明の利器を使って行きましょうね。