木喰上人
今日の教室は修理屋さんオーナーと、靴工房をオープンしたい人と、修理屋をオープンしたい人が集まってて、これからの事をあれこれや、これからこの国が向かおうとしている方向を踏まえた上でどう生きたらいいのか?なんて話をしながら、靴作り。
世の中どんどん便利になって、掃除はルンバがしてくれて、洗濯は乾燥までしてくれて、食事は出来合いのヘルシーなのが買えて、どんどんする事無くなって、その代わりに人がしてる事は何だろう?
仕事して、Youtube とNetflix 見て、ゲームじゃないの(笑)。
これでいいのかな〜〜人間。
私は怖い。こんなの変だ。家事労働だけでなく、AIが頭脳労働までやってしまう方向に進んでいくと、怖いどころじゃなく、考えも感覚も退化していって、なんとも思わなくなり、生きる喜びも、鳥肌が立つような感動も無くなっちゃうようで、生きる意味はどこにあるんだろう?と呆然としてしまう。
そんな事を考えつつ、高野山行って色々考え感じてきたんだけど、まだまだ自然はドデカくて、素晴らしい先人達は私達に大切なメッセージを残してくれていた。
空海熱は少し収まり、次は"木喰上人"の仏像を追ってみようと思ってます。
昨夜旅から帰ってきて、とりあえず酒!!飲みながら録画していたTVの木喰上人の人生に涙して、やっぱりこれだ!って、開眼。
木喰は微笑の仏像を旅をしながら93歳まで1000体以上彫り続けたお坊さん。
木のみしか食べない木食戒(穀物、魚、塩味、火食をしない)をしていて、木喰って名前なんだけど、彼が留まる場所は本当に山奥の人知れない村ばかりで、そこで人々を救うために、見た者の心を緩ます微笑の仏を彫り続け、人々を助け、人々から愛され、子供達から慕われ、仏像のような微笑みを絶やさず生き抜いた方。
柳宗悦が発見するまで、人知れず仏像も埋もれていた。
昨年木喰300周年を迎え、生まれ故郷の山梨県身延町でお祝いの展示イベントをやってだけど、遠いし…なんて思ってたけど、高野山に行って遠出に自信がついたから、行ってみたいな〜と。
93歳までひたすら仏像を彫り続けるエネルギーはどこから湧いてきていたのか?
木ノ実しか食べなかったようですが、お酒は戒律で禁止されてなく、村人達と呑んで宴会して、そんな風景を元にした仏像も残している。そんなところも好き!
そんな木喰上人に見習って、私も90歳過ぎても靴をひたすら作りたいな〜と希望も湧いてくる。
世界が何処へ進もうとも、自分がしっかり目指す道を持っていれば、周りに流され無くていい。目指す人、憧れる人がいるって心強く、有り難いな〜。
こうやって人は人に影響されながら脈々と続いていくんだな〜。
私に影響される人がいるかは分からないけど…(苦笑)、90歳過ぎても作り続けていたら、誰かの希望にはなれるかもな〜と、淡い期待を持ちつつ、日々頑張って行こう!と、力が湧いてくる。
木喰上人の仏像の様な微笑を浮かべて生きる婆さんになれるように、頑張ろう…。
いつまでこの仕事を続けていけるのかな〜と漠然とした不安を抱えていましたが、興味のあった円空と木喰の本を持って旅に出て、空海の残した偉業に触れ、自然の凄さを感じ、すっかり悩みは吹っ飛んで、希望とやる気がみなぎってきた。気持ちも軽くなってやりたい事だらけ。いいね〜〜この感覚。こうでなくっちゃ!生きてるんだから。
さ、靴靴!靴作るぞ〜〜。仕事たまっちゃったし…(笑)