目標を持って、計画的に、修行しよう。 | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

目標を持って、計画的に、修行しよう。

 当教室には『カリキュラム』は無く、1足目は基礎を学ぶ為に、木型とアッパーをお渡しして”底付け”(靴を立体に仕上げる)をしてもらい、ナイフの使い方、沢山ある工具の使い方、靴の中身を学んで頂きます。

 

 2足目からは木型から作っても、底付けからでも、パターン作りからでも、生徒さんの好きなところから開始して頂けます。

 

 『2足目はブーツを作りたいんです!』『パンプスを作りたい!』『ダブルモンクを作りたい』など、それぞれの生徒さん達が作りたい靴を作っています。趣味で靴を作っている人達は、可能な限り靴作りを楽しんで貰いたいので、面白いデザインや素材も皆さん工夫して、世界に1足!の靴作りを楽しめます。

 

 

 

 将来、自分の工房を立ち上げようとしている生徒さん達は、自分のカリキュラムをそれぞれ立てています。

基礎から応用までできるように、階段を1段1段上っていくように知識を確実に手に入れてもらいたいので、まずはシンプルなオックスフォードが作れるように。

 

 英国紳士の靴と言えば、『OXFORD』。この靴持っていない紳士なんてあり得ない程、MUST なアイテムです。

 

 BESPOKE SHOES MAKING も OXFORD で始まり OXFORDで終わる。 と言えるのでは無いでしょうか。

 

 次に休日用のDERBY SHOES。現代では、このスタイルもビジネス使用されています。生徒さん達に1足目に作って頂くのは、このスタイル。

 

 ほとんどの紳士靴の原型はこの2種類のデザインの変化形ですので、この2種をパターンメイキングから底付けまで、何回も徹底的に作れば習得出来ます。変化形はこの基礎に加え、それぞれのデザインのポイントを押さえておけば良いだけです。

 

 基礎の2デザインの工程と流れが理解出来たら、次は底付けや木型作りを身につけながら、パターンのみの課題を立ててひたすらカット!

 

 例えば、 OXFORDの変化形 は 

 

*ストレート・キャップス

*ハーフ・ブローグ

*フル・ブローグ

*エラスティック・サイド

*ホールカット

*サドル

*ゴロッシュ

*サイドレース

*オーストリティー・ブローグ

等々

 

DERBYの変化形は

 

*ストレート・キャップス

*ハーフ・ブローグ

*フル・ブローグ

*ホールカット

*V-フロント

*ハイロウ

*U-チップ

*ノウィージョン

*ギリー

*バーリングトン

*ロドニー

等々

 

その他、モンク各種、スリッポン、エラスティック系(レイウッドやハザード等)、ブーツ各種。

 

上記出来れば、フルオーダーに対応出来ます。

 

頑張り屋の生徒さんの中には、教室中にパターンの切り方の説明を受けて、家で作って持ってきて、チェックを受ける。というやり方で、どんどんタスクをこなして全パターンをコンプリートした方や、パターン切って、アッパーも仕上げて、パターンとクロージングをしっかり身につける方もおります。

 

やり方はそれぞれで良いと思いますが、目標を設定して、目標へ到達する為の課題をしっかり一つづつこなしていけると良いですね。

 

何事にも目標が無いと、進みづらいですものね。目標があるとそれだけでもワクワクしてやる気にも活力にもなりますし、目標に向けての計画を立て、期限も決めるとなお良いと思います。

 

目標を設定したら、期限内に仕上げる。

 

仕事と同じ。学ぶにしても『追い込み』は大切ですよね。だらだら、明日で良いや。来週で良いや。とやっているとあっという間に2年も3年も経ってしまいます。短期間でガッと学んだ方が忘れにくいから、失敗を繰り返す事も少なくなります。期限は大事。

 

私が相談を受けて、一番困ってしまうのが、『目標が分からない』という方。

 

他人の目標を立てる訳にはいきませんので、ほんと、しっかりと考えてみて下さい。

 

何がしたいのか、どんな靴を何故作りたいのか。将来のビジョンがないと道しるべを立ててあげる事はできないです。

 

他力本願でなんとかなるビジネスではないので。

 

『靴職人になりたいのですが、どんな?といわれても。。。就職口無いですか?』と時々言われますが、工場の就職先を探してみれば?としか言えません。

 

皆さんそれぞれに色々な才能を持っていますが、『才能』って1つだけだとあまり役に立たないです。

 

めちゃくちゃ靴は綺麗に作れてもビジネスセンスがある程度は無いと自分の工房経営できないし、計画性無いと儲けに繋がらないし、責任感ないと続かないし、コミュニケーション能力無いと伝えたい事が伝わらないし、忍耐力無いとそもそも経営無理だし、アイデア無いと他との区別化できないし。『靴が作れる以外の才能』も育てないと。

 

だから、脱サラや定年後に靴職人を目指している人達も沢山いますが、ビジネスマンとして勤ている日々も目の前の仕事を一生懸命頑張って下さいね。転職した後も使えるスキルが山のようにあります。組織の中で働く経験って本当に役立ちます。

 

仕事だけでなく遊んで色々な人達と接して、遊びの計画したり、異業種の人達から色々な話を聞いたり、沢山失敗したり、痛い目にあったり、そんな人との関わりも忍耐力や、コミュニケーション能力、責任感、アイデアの出し方等に役立つ学びがてんこもり。だと思います。

 

最近ね、友人と接客業は『接客行』だよね。修行だ!と話してたのですが、なんか、日々のすべてが修行と思えば修行であり、どんな事も有り難い事なのです。(坊さんモード 笑)

 

靴の工程一つも『修行』と思うと、俄然身が引き締まりますね。

 

日々の全ての行いが、学びですね。う〜ん。楽しい!!

 

悟りをひらきたいね〜。夢は即身成仏。(まだ空海モード。。。。。)

 

な〜んて事は無理でも、靴の全スタイルを作る事は可能です(笑)。

工房オープンに向けて頑張って下さい!

今週も夢に向けて計画を話してくれた生徒さんがおりましたが、綺麗な目が輝いてましたよ。