黙ってピアノを弾いてくれ | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

黙ってピアノを弾いてくれ

 ずいぶんと寒くなって来て、新年会も続き、体調をちょっと崩しましたが一晩で復活。自他共に驚く丈夫さに感謝。

 

 今週は仕事後に久しぶりに『下高井戸シネマ』へ「黙ってピアノを弾いてくれ」を見に行きました。今世紀最高の音楽家の一人と言われているチリ ゴンザレスのドキュメンタリーフィルム。

https://www.youtube.com/watch?v=quGUAJwOLaw

 

 映画の前半は『あーこの映画失敗だな。。。』と思っていたのですが(笑)、後半大逆転。こんなにボーダーレスな人っているのでしょうか?カナダからベルリンに飛んで、アンダーグラウンドシーンでエレクトロ・パンク・ラップからクラッシックやジャズにまで飛んで、ぶっちゃけチリ ゴンザレスはトム ウェイツを汚くした感じ。。。(笑)との認識だったのですが、全然違った。。。ごめんなさい。いや〜色んな人がいるな。この映画を見ながら何度も題名の『黙ってピアノを弾いてくれ』と思いました。あまりにうるさい人なんで。天才って面倒くさいね。きっと、モーツアルトもベートーベンもショパンも周りの人からしたら面倒臭い人だったんだろうな〜。と想像したりして。

 

 映画を見る前日に新年会があって、同業者と6時間のマシンガントークしてましたが、ココでもね、感情や想いをバーと派手に発散しながら会話を楽しみましたが、激しい人が作り出すものは、なんだかとっても魅力があるんだよな〜と思いました。凄く性格も良いし、優しいし、仏様みたい!って方の作品は、収まりどころがあるというか、すべて想定内。もちろんそれも素晴らしいのだけれど、他には見た事がない輝きを出せる人って『毎日は会いたくない』って人が多いような(笑)。世の中色んな人がいて、色んな生き方、考え方があって、習慣があって、絶対的な正解は無い。でも、いつも人はどっちが正しいのだろうか?どちらの道が正解なのか?と考えて、考えの途中で思考を停止し、宗教に頼り、尊敬する人の言葉に頼り、ネットの知恵袋に相談したり(笑)、どこかで聞いた事のある答えにたどり着く。既成の答えに落ち着く。

 

 そこをね、ちゃんと諦めないで思考を停止しないで、自分としっかり対話して、自分自身のなかで解決していきたいなと思います。どれだけ自分を色濃く出来るかが、作る作品に反映される気がします。『自分だから作れるもの』があれば最高ですよね。

年齢のせいか、中学生の頃みたいに『何をしに生まれて来たんだろう?』なんて子供返りをしてきているので、今年は自分をギューと凝縮できたら良いなと、変な天才達と出会って思いました。