足が主体の靴 | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

足が主体の靴

年内の納期に追われながら、頭は来年の仕事についてワクワクしています。

 

ビスポーク靴を作り続けて、沢山のお客様の足を見て、お悩みを聞いてきて、もっと出来る事がある!

という想いが今年は強くなった年でした。

 

今年はゴム底の靴もはじめ、レディースもアキレス腱が縮んでしまったお客様の為に普段より高めの靴も作ってみた。

今まで断って来たんだけれど。。。

 

素材選びも、今までと違うアプローチから選んでみて試してみて、使っていなかった材料を買い漁り、

失敗したり、上手く行ったりの試行錯誤が本当に楽しかった。

スポンジ類も色んな所に入れてみたり、今までした事も考えてもいなかった靴が出来て、

お客様に喜んで頂き、自分の地味な実験に良い成果が出せてかなり嬉しかったり。

 

なんかね、マンネリ化して行くと感情って麻痺してくる。

毎日美味しいものを食べていると、普通になってしまい感動が薄くなる。

毎日幸せ〜と思っていたら、当たり前になって感謝が無くなって退屈に思えてきたり。

苦しい事があまり長く続くと慣れちゃって、苦しいと思う事さえどうでもよくなったり。良くないですね。

 

『お先真っ暗』って良い事なのではないか?と最近思った。なんで思ったのかは忘れてしまったけど。。。 

先が見える事はなんだかつまらない。もう知ってるもの、どんなものなのか。

 

未来は見えないから新しい道は『お先真っ暗』で不安で怖いんだけれど、勇気をもって手探りで進んで行くと光が見えて来て、そこを頑張って堪えて進んで行くと目の前がパアーと明るくなって新しい世界が広がるように思います。

 

難しい事で頭を痛めたり、辛くなって涙流したり、悔しくて歯ぎしりしたり、嬉しさに天まで昇る気分になったり、人に騙されたり、ひどい事を言われたり、暖かい言葉を貰って涙したり、美味しいものを食べたり、まずいものを食べたり、肉体の限界まで頑張ってみたり。。。どんな経験も無駄にはならない。結局、経験のみが自分の身に付くもの。経験した事をどう活かせるかが問題。

 

目に浮かぶ未来より、『お先真っ暗』な未来はワクワクする。新しい経験がわんさか待っているように思える。

 

そんな訳で、来年は先に素材や製法を決めないで、お客様の悩みに合わせて最善だと思える素材や製法で靴を作ってもいこう!と思っています。すでに数足オーダー頂いておりますが。。。)HPには載っておりません。HPは友人のデザイナーに託していて、尋常じゃない程いつも忙しい人なので、なかなか変更できないのです。すみません。

 

ご興味ある方はメールでお問い合わせ下さいませ。→ bespokeshoes@benchmade.jp

 

『足が主体の靴』 製法も素材も『それぞれのお客様の足』に合う靴作り。

 

革底が合わない足もあります。足を見るまでどんな製法で作るかも分かりませんし、靴の製法も、私が勝手に編み出した製法で名前がついていないものもあります。30年履けるような耐久性はないけれど、この足には良い靴と思うものも作っていきます。

兎に角、一人一人のお客様の足の問題に寄り添えるように。これが目的。

引き続き、今までのメンズのビスポーク靴もレディースのacoustic shoesも作り続けますが、もうひとつ奥に進んで、製法も素材も足に合わせてのオーダー靴。すべてまっさらな所から、『足の事』だけ考えて作る靴を考えています。

価格もそれぞれ。(もちろんお見積もりは先に出します)

まだまだ勉強する事盛りだくさん。。色んな足に益々会いたいです。頭を絞れるだけ絞って生み出したい。

経験積まなきゃ。

 

 

さ、年内燃え尽きるぞ!