足の採寸レッスン
先週、先々週と『足の採寸レッッスン』を行いました。
足の測定の仕方を練習し、その数値を木型に反映させる方法、数式の講義をしました。
生徒さん達の足のドラフト(採寸図)を壁にずらりと張ってありますが、本当に様々。
人の顔も性格もそれぞれのように、足の形もそれぞれの性質をお持ちです。それぞれの足の癖、体質、に沿った『靴』作りはやはり必要だな。と生徒の皆さんも確信した感じです。
仕事柄人の足を見続けておりますので、ボーと駅で立っている時に足の外側を倒して足を外側に広げるように絶つ癖のある人はハイアーチの人、靴の内側の縁が広がってしまう人は柔道やってた人に多い。とか、色々面白い知識も増えてきて、その足にどう対処した木型が良いのか。。。。等を一足一足、試行錯誤しながら木型作りのレベルを上げて行くのが楽しい事でもありますのでそんな話も入れた講座でした。生徒さん達も『あ!私それです!当たってる!』と占い師か?(笑)なんて場面もありました。
お客様も生徒さんも、『靴好き』って人だけでなく、やはり何らかの問題を足に抱えていて、なんとかしたい!って工房に来て下さる方が多いので、なんとかして差し上げたいのですが、『革靴』と言う枠内で靴を作っているので、ハードな足の問題を抱えている方も多く、本当に勉強の毎日です。
足の問題に合わせて底付をする前に、底材が柔らかくなるように、揉んで揉んでくねくねになるまでの状態になるまでにしてから底付を開始したり、底材を薄くして衝撃吸収材を敷いたり、アッパーの革も製甲前に揉んで柔らかくしておいたり、使用する素材もサンプルに何枚か違う革を購入して、思いっきりワニで引いて木の板につり込みして、数日おいた後の革の具合をチェックしてみたり、デザインや型紙で工夫したり、製法を変えてみたり、製法を混ぜ合わせてみたり、自分で新しい製法を作り出したり、一手間も二手間も三手間も掛けます。
それでも、まだまだ、もっともっと。。。。と、アイデアが降って来るまで悩まされます。もう20年以上靴を作っているのに。。。靴作りは永遠に悩みと前向きに向かい合って、靴と職人が成長して行かないとな。と常々思います。
生徒さん達は、そんなハードな事の入り口に立ってチャレンジしていますので、色々失敗しても、本当落ち込まないで下さいね。凄いハードル超える事してるんだから。とも常々思います。