4月の日曜教室 | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

4月の日曜教室

 数日過ぎましたが、3月29日に開催した日曜教室『お手入れ講座』楽しく終了しました。
皆さん大切にされている靴を持参して、さらに気持ち良く履き続けられるようにお手入れしてみました。

 甲革のひび割れ、革剥けが多かったですが、秘密兵器『クレヨン』を使ってのお手入れ方法を伝授。他にはスウェードの靴の色入れや、コバの色落ち方形崩れの直し方等をお家で出来る方法を手ほどきし、皆さん真剣に没頭していました。3時間はあっという間で、終了時間間近には皆さんワイワイお互いの靴を見せ合ったりとても楽しい時間が持てました。


 さて、4月に入り工房前の桜も満開!ちょろっと自宅近所の多摩川沿いに花見に行ってきましたが、桜を見ると春の訪れと共に『なんか良い事ありそ~』って清々しい気分になりますね。


 気分だけでなく、春です!良い事しましょう!!

という訳で、4月も日曜教室やります。
4月26日(日)13:00~16:00 参加費9500円(生徒6500円)
『パーターンの基礎講座 Part 1』
*ビスポーク靴のダービーの型紙の作り方を学ぼう

 持ち物: 0.3mmのシャープペンシル
      消しゴム
      カッター(またはクリッキングナイフ)
      定規(15cm程)
      ボールペン
      木型をお持ちの方は、そちらをお使い頂けます。

 

 教室の生徒でなくても参加出来ます。靴作りを勉強中の方、靴作りを生業にしている方、英国ビスポークのパターン作りを学んでみませんか?驚きや感動もあるかも。

 明日、4月3日(金)から受付開始します。定員12名  

 参加ご希望の方はメールでお名前とご連絡先と『4月26日の日曜教室参加希望』の旨を記入の上、送信して下さいませ。こちらから返信メールを差し上げます。

 メールアドレスはこちら→bespokeshoes@benchmade.jp


 はい。今回の講座は一般向けではありませんが、”門外不出”的な香り漂う企画です。普通、工場生産だとパターンは一度作ってモックアップやサンプルとして靴として形作った後に再度、パターンを調整&修正するのが一般的ですが、ビスポークの場合、一発勝負。ま、仮縫いある場合は仮縫いで一回立体化した靴を見れるのだけれど、イギリスで働いていた時は仮縫いが無いから、本当に一発勝負。だからパターンナーは平面から立体になった靴を頭に浮かべる事が出来ます。私がシンプルなオックスフォードやダービーのパターンに要する時間は20分程度。鍛え上げられましたからね。。。。

 ま、時間は関係ないですが、パターン作りってそれほどシンプル。要は、頭の中にデザインがイメージ出来ているか否かで時間が掛かるように思います。

 私は日本の職人さんやイギリスの工場生産で行われている、マスキングテープを木型にグルグル巻いてその上にデザイン書いて。。。のやり方はしていなくて、A4の紙を木型に沿わせてどんどん切っていく。一足一足違う木型のパターンをその都度作っていかねばならぬので、何日もかけてパターンを作るなんて、イギリスのビスポーク店じゃあり得ない。そもそも、パタンナー(型紙師)とクローザー(製甲師)は同一人物で、クローザーと言えば型紙を切る人でもあります。ロブの場合、デザインもクローザーに委ねられたりするので、3人分の仕事なんだけれどアッパー部分は一人で全部見届けられるので、立体になった時のイメージも木型を見て理解出来るし、自分で縫う訳だから、デザインやパターンを作りながら、同時に縫い方も考えている訳です。

 こんなパターンの切り方をしている人は世界に数人だろう。。。と以前言われた事がありますので、世界に数十人位に増やそうかと。。。。(笑)今や、パソコンでパターンを切っている会社が多いのでしょうが、パソコンに頼らなくても人の手で何でも出来るぞ!って時代と逆行していきます。


 凄い!!と思う事は広げなくちゃね。自分一人で抱えてても何にもならない。江戸っ子なんでケチ臭い考え方は デエ~キライダ ベランメイ~。私の手持ちの技術に『門外不出』などございません。ガッツリ学んで各々が素敵な靴を作り上げられるようになればいいな~。

 とは言え、3時間でどこまで学んで頂けるかが今回の企画の考えどころ。題名にあるように[ Part1]ですので、他のデザインも続けていきたいと思いますし、また資料作りの夜なべが続くかな。。。