12月23日(火)は祝日の為、お教室はお休みです! | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

12月23日(火)は祝日の為、お教室はお休みです!

12月23日(火)は祝日の為、お教室はお休みです!水、金、土のクラスは年内最後の教室です。


本日は今年最後のお受渡しの靴を無事納品。久しぶりにお客様と長話。楽しい時間でした。靴の話、スーツの話、朝ドラの話、経済、政治、今後の日本の話などなど。。。。お付き合いが長くなるにつれ、話も長くなりますが、楽しいし勉強になるし共感出来ることが増えれば増えるだけ、いざデザインを起こす時にワクワク感も増します。

 Bespokeは結局、人間同士の一番シンプルな商いで、お客様と職人の間に余分な物(者)がない分、分かりやすい。全部見られてしまうし、クレームは直接来るし、暖かいお言葉も笑顔も直接頂ける。音楽で例えたら、ライブと同じ。既成靴はCDかな、ヴィンテージのデッドストックはアナログ盤で、靴の雑誌や本を作る人がDJってとこかしら。

 演者(職人)は一回一回真剣勝負で、オーディエンス(お客様)は期待にワクワクして。。。

 シンプルで分かりやすくて純粋で、人間味があって、言い訳も嘘も通用しなくって、いい仕事の形態だなって心から思います。

 例えばパソコンが急に壊れた→電話する→機械の音声の指示に従う→込み合ってて繋がらない→やっと繋がる→パソコン開けてHP上のトラブルシューティングをご覧くださいと言われる→パソコンが壊れてるって言ってるのに!!血管切れる。。。。とか、(昨年の出来ごと。実話)

 人と人の繋がりがどんどん薄くなっている。『繋がる』って言葉自体もここ数年で格が下がっていると思う。一時バカの一つ覚えみたいに『繋がる』って言葉が飛び交ってて、乱用されすぎて、安っぽく、胡散臭くて大っ嫌いな単語に私の中で成り下がってる。『FacebookやLINEで繋がった』とかね、便利で無料で薄っぺら。。。。

 で、本日お客様と、ファストファッションブランドの話になり、今の若い子達がああいう安い素材の物しか身に着けたことがないまま大人になってしまったら、人間が今まで培ってきた文化はどうなるんでしょうね。。。。と憂いのお言葉。今の経済状況じゃしょうがない結果なんだけれど。。。。アベ政権の行っている嘘で塗り固められた経済政策は結局、納税者の負担を上げ景気を悪化させただけでなく、人々の文化度も下げている。良心的に頑張っていた美味しいレストランがどんどん潰れてしまってもいるし、そもそも農薬漬け、放射能漬け、添加物漬け。。。本物と接すること自体、難しいなんてね。

 生徒さんでも、教室に参加して間もない人の多くは、合皮と本革の区別がつかない。自分が来ている洋服の素材を知らなかったり、そもそも気にしていなかったり。

 上質なカシミヤの軽さと暖かさを知らず、良質な麻のサラサラ感と涼しさを知らず、高価なベルベットの触り心地と光沢を知らず、上質なシルクのうっとりさせる滑らかさと皮膚に対する優しさを知らず、高級な本革の肌理の細かさ、耐久性、通気性を知らず、純文学に感動することもなく、素晴らしい映画に涙することもなく、生演奏に酔いしれることもなく、そんなんで人生終わらせて良いのでしょうか?私達の先人達が技や技術を何十年、何百年と切磋琢磨し、磨いてきたものを脈々と受け継ぎながら、人間の持つ素晴らしい可能性を見せてくれているのに、それに触れずに、『安~い!かわいい~!』だけの感想で買い物し、年だけとって死んでいい?芸術や文化は生きる喜びだよ。食べ物と同じレベルで、魂に栄養を与えてくれるものですよ。


 日本国憲法の基本的人権の尊重の中に『全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する』ってあるけれど、その『最低限度』が低すぎる!年々低くなっていくって、人間が退化しているってことで、国民を退化させるような政治を行っている現政権はやっぱりね、文化度低い。文化の低さは知性の低さ。知性の低さは魂の低さ、魂の低さは。。。。優しさが低いってことだよね。きっと。。。。