INSOLE PART 2 | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

INSOLE PART 2

9月から火曜日と水曜日 11:00~14:00 のクラスが増えます!こちらのクラスに移動の生徒さんと、新規生徒さん募集中!!

なんだか今週はすっかり涼しくなって過ごし易い!もう真夏の間は家の中で思考停止状態が続いていて、ゲームとTVとアイスとゴロゴロ。。。(小学生の夏休みか!)広げもしない新聞がどんどん山積み、定期購読している週刊誌も借りたままのDVDも山積み。。。。

ま、長い人生こういう日々もあってよかろう。とか、こんなダラケタ中年で良いのだろうか?とか頭をよぎったりしつつ、The answer,my friend,is blowin'in the wind....♪と
Bob Dylanの境地に達していました。

夏の終わり。。。ぐうたら中年よ。。。また来年の夏に会おう!  
ちょっと哀愁を漂わせつつ、秋はキリッ!っと背筋を伸ばして、ビシッ!っと行動し、パリッ!としたシャツ着て、バシッ!とシャキン!と生きていきたいと思います。はい。


さて、先週のプチ講座はインソール(中底)の作り方パート2! 

木型につり込んだインソールが乾いた後。。。からの事。

木型に打ち込んだ周りの釘を抜きます。その後、土踏まず以外のインソールを木型の形に合わせて、ナイフで切りまわしていきます。この時、爪先部と踵部は木型ラインの流れに沿ってカットしていくことが重要です。踵部は緩やかな曲線を描いておりますので、その流れに沿って。爪先は木型によってまちまちですが、木型のラインを活かすように、斜めに落ちているデザインの物は、インソールも同じ角度で斜めに。(これ言葉では説明し難いです。。。生徒さん達にはデモンストレーションと黒板に図を書いて説明しましたので、理解してくれていましたが。。。文章力無くてスミマセン!)

 木型を包み込むように、しっかり革をつり込んでありますので、革が木型に巻き込んでいるので、木型とインソールの間にナイフを差し込み、立ちあがっている革も綺麗に切っていきます。

 次は土踏まず。土踏まずのラインは、踵の終わりの位置と親指の付け根を繋げるラインの真ん中が丁度一番凹むように、緩やかな曲線を描きます。踵に近い部分は直線に近い形に。ヒールの形はなるべく左右対称に、外と内のラインは平行に。以上を踏まえて曲線を描いていくと、ほとんどラインは決まってきます。

たまに生徒さんが、ソールのウェストを思いっきり細く絞りたいので、もっとインソールを細く切っていいですか?とか質問してきますが、ヴェベルド ウェイストの時の絞りはその後の溝掘りで絞っていくもので、インソールの形は、スクウェア ウェイストの時も、ヴェベルドの時も、ストーム ウェルトの時もパンプの時も、皆同じ。だから、製法を変えても、フィッティングは同じになります。

その後、溝をナイフで作っていくわけですが、ここの溝がしっかり平らになっていることが重要。この上(下?)にアッパーの革とウェルトがインソールと一緒に縫いつけられていくわけですが、土台がガタガタしているとウェルトがガタガタ波打ってしまいます。ウェルトが波打っているとそれに縫いつけていくソールも波打ちます。

ウェルトを縫う時に使う、ファッジ ホイール アイロン(縫い目の目付をする工具)が初心者だとなかなか綺麗に回せなく、ラインもガタガタになってしまいますが、ファッジ ホイールで綺麗にマーク付けする為には、この溝が綺麗に平らになっている事。アッパーの釣り込みが綺麗にしわなくつりこめている事。ウェルトとアッパーとインソールを縫う時、しっかり強く縫われている事。この3つがしっかり出来ていて、初めてファッジ ホイールの目付が成功します。

また、ヴェベルの場合は、溝の掘り方が違いますので、要注意。スクウェア製法でヴェベルの形にはなりません。他の靴屋さんでヴェベルに似させて作っている靴をよく見かけますが、インソールの作り方が違うから、”なんちゃってヴェベル”になっちゃってますね。

先週はここまで。

今週は『なんのこっちゃ?』とお思いの読者の方が殆どだと思いますが、インソールはかなり仕掛けがあります。靴をより良く足にフィットさせる為になされている工夫や、靴を構築していく上で、インソールは最も重要なもので、かなりの技が必要な箇所。靴作り初心者さんが一番先にこんな難しい事をしなきゃならないのは本当に大変だと思いますが、これを乗り越えてることが、靴作りの『洗礼』なのかな。。。と思います。

土台がしっかりしてこそ、良い靴が出来上がる。なんでもね、土台が大事。作り終わった後、土台は見えない。見えないけれど、『いざ』という時、本領を発揮します。建物もそうですよね。人間関係も、土台が大事でしょ?”信頼”って土台があってこそ長続きする。信頼を失ったら、土砂崩れのようにあっという間に。。。例えが怖いな。。スミマセン(笑)。

今週はINSOLE PART3!。縫い目の穴開けです!この穴もね、溝の角度とオール(すくい針)の角度との関係、オールと糸の太さの関係等。かなり奥深いものがありますし、しっかり縫いつける為のコツに繋がっていますので、マニアック過ぎる話も沢山出てくると思いますが、生徒の皆さん、寝ないでね~。