女性の為の女性による女性の靴  | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

女性の為の女性による女性の靴 

 2年前に『20歳のお祝いに』とお母様から靴のプレゼントをされたお客様が、当時在学していた大学をご卒業、ご就職されて、その時のオーダーの様子を就職先のブロブに掲載して下さいました!本当に嬉しく、人とのご縁の有り難さに感動しております。

ブログ5月10日の記事 こちら→http://blog.locondo.jp

 今まで、娘様からお母様へのプレゼント。婚約者様から結婚指輪の代わりに靴のプレゼント、などもあり、それぞれに素敵なエピソードがあり、制作をさせて頂いた私の思い入れも多くある靴達。私の想像外のオーダーに戸惑いもありましたが、いつも作って良かった!と感動を頂けます。
ビスポークの醍醐味です。感謝、感謝。精進.精進。

さて、すっかり夏のような気候になって、冷房を入れたくなる時間もありますが、まだ5月。
 
 まだ5月?と思う程、今月始まってから目まぐるしい。GWにDVDを8本観て、やる気漲り制作意欲が高まっておりますが、オーダーの数も今月は凄くて特にレディースが勢いを出してきて嬉しい!以前は『5センチ以上のヒールの靴を作って欲しいのですが。。。』『高いヒールで履き易いのを。。。』とご要望される事が多く、4センチ以上のヒールは作らないのです。。。と説明するのが大変だったのですが、最近は足に負担をかけない低いヒール派のお客様ばかりで、お話ししていても共感出来て、”お客様と共に作り上げる靴”を制作出来る喜びを感じています。

 高いヒールを作らない理由は、私自身、若い頃に何度も高いヒールの靴を挑戦したことがありましたが、痛くて歩きづらくて不快この上なかったから。途中で脱いで裸足で歩いて帰る。。。なんて事もありました。その後も、高いヒールを履いている方々の足の変形を見るたびに、何の為にこのように足を痛めつけなくてはならないのか?と。我慢しなくてはならないのか?

 足が長く見える。背が高くなる。という利点と引き換えに、変形した足が痛くて眠れない夜を過ごしたり、酷い腰痛と共存を強いられたり、いつも足に不快を感じて生活したりするのは美しい生き方なのか?と思うのです。

 映画で素敵な女優さんが高いヒールを履いて、背中の大きく空いたナイトドレスを来て、サルサなんか踊ってたりするとうっとりしますが、高いヒールでなく、裸足だったらもっと素敵だな!と思わずにいられない。イメージ上の女性像でなく、植え付けられた女性像でなく、女性そのものの美しさは、心身共に自由である時に浮かび上がってくると思うのです。だってそれが本物でしょ!男と女は互いに騙し騙し生きていると思うけれど(笑)でも、結局行きつくところは中身ですしね。騙さずに、素のままでいるのが一番と思います。ただ、『素』と『手抜き』は違うという事を忘れないで素を磨く事は大切ですよね。

 歴史を見ても草履を履いていた日本女性は自由だった筈なのに、ハイヒールという欧米の不自由を受け入れてしまいましたが、これからは、歩き易い、生き易い靴の大切さに気づく女性が増えていく事を願って、今後もレディースの靴の提案はどんどんしていきたいです。

 私達を苦しめているものって、”植え付けられたイメージ”がほとんどだな~と思う今日この頃。こうでなくちゃいけない。こうするのが普通。これが常識でしょ。って、そんなものないのにね。そして、それ以外のところに可能性は無限大に広がっている!と思えるのです。縛られている場合じゃないでしょ!ほんと。私は『自由』って言葉が好きなだけじゃなく、『自由』が持っている可能性に惹かれます。足元が自由になれば、生活が変わる。生活が変われば思考が変わる。思考が変われば世界が変わる。な~んて壮大な夢を持つのも自由ですよね(笑)。