2足目以降の靴づくり
最近1足目を終えた生徒も多いので、今一度靴作りの流れを説明したいと思います。
当教室では、1足目は木型とアッパーをこちらで生徒さんの足に合わせて用意し、新米生徒さん達には底付けの全過程を行うことによって、靴の構造を覚えて頂くのと、底付けの工程それぞれ(インソール作り、革の芯材作り、釣り込み、糸&ハリ作り、すくい縫い、出し縫い、ヒールの積み上げ、フィニッシング、木型抜き、ソック作り、ポリッシング)を学んで頂きます。
1足目の靴は勿論、自分で履くことが出来ます。
2足目は1足目と同じ木型を使用希望であれば、そのまま使うか、不具合等の修正を施し再度使用し、自分で作りたいデザインのパターン・カッティングから始める事が出来ます。
また、再度底付けから開始したい人には、こちらでご希望のアッパーを用意します。
①デザイン
まず、自分が作りたいデザインをおこします。短靴かブーツか、スリッポンか、パンプスか。。。製法はスクウェア・ウェイストか、ヴェベルド・ウェイストかノウィージョンか他、、、
絵を描くのが苦手な人も多いのですが、この段階でしっかりイメージを作って置くのが大事ですので、雑誌の切り抜きでも良いので、イメージをしっかりさせ、デザインを描く練習をしていきます。どちらの革が上に乗るのか、ステッチはどのように入れるのかなど、パターンを作る時にも重要になります。
②ソリッド作り
2足目の木型を新しく作りたい人は、木型の原型になる木の足形ブロックであるソリッド作りから始めます。こちらから作ると、トウのシェープも自分の好きな形に削れます。
家族や友人の木型を作りたい人もソリッド作りから始めて下さい。採寸をしなくてはならないので、要相談。
また、1足目は紐靴で全員作って貰っていますが、紐靴の木型はブーツ、モンク、ダブルモンクを作りたい場合、それぞれのフィッティングと呼ばれる修正革を付け、使用する事が出来ますが、パンプスやスリッポンには使えませんので、こちらを作りたい人はソリッド作りから始めて下さい。
③木型作り
ソリッドは片足分作ります。仕上がったら、木型屋さんに送って、プラスティックの木型(プラ型)に両足分コピーしてもらいます。これは中折れ出来る形状にしてもらうので、靴が仕上がった後、木型を抜くことが出来るようになります。ソリッドの時、片足分しか作らないので、もう片方の足の木型は爪先以外を足に合わせて削ります。
④パターン・カッティング
デザインを元に、木型に合わせてパターンを作ります。立体である木型から、平面である紙のパターンにする作業です。なかなか、平面の紙を観て立体になった時を想像するのは慣れが必要になりますが、柔らかい紙を使って、直接木型に乗せながら切っていきますので、徐々にラインの描き方と、目を養っていけます。
⑤クリッキング
革の裁断作業です。どんなに綺麗なパターンを切っても、どんなに底付けが上手くても、クリッキングの汚い靴は、靴全体を台無しにしてしまいます。また、靴を作るにあたって、革の伸び方向は重要になりますし、パターンのパーツそれぞれに重要なポイントがありますので、一つ一つ学んでいきます。ここを怠るとメイキングで上手くゆきません。
⑥クロージング
ミシンでアッパーを縫う製甲作業です。ミシンは靴用のポストミシンを使います。ミシンとは友達になれるように。クロージングの作業はミシンで縫うところよりも、実際は縫うまでの下準備に時間がかかります。なるべくフラットなアッパーを仕上げる為に、スカイビング(漉き作業)がとても重要ですし、アッパーの中にも革の芯材を入れる部分もありますので、こちらを作ったり、縫い順もデザインによって違ってきますので、しっかり順番も学びましょう。
⑦メイキング(底付け)
1足目ではスクウェア・ウェイストで底付けをしてもらいましたが、2足目からは他の製法でも出来ます。英国ビスポーク靴は、アッパーのデザインに合わせて靴職人が製法は選びます。オックスフォード等のドレスシューズはウェルトのウェイストをタイトに作りエレガントに見せるヴェベルド・ウェイスト。ダービー等のカジュアルな靴はがっしり重厚に見えるスクウェア
・ウェイスト。さらにがっしり重厚に耐久性を重視したノウィージョン・ウェルト等。
また、女性用のパンプス用にパンプ製法や、ブラインド・ウェルト等、アッパーに合わせて製法も色々とあります。
製法は仕上がった靴を見ただけでは中身がどうなっているのか分からないと思いますが、それぞれがインソールから作り方が違ってきますので、途中から製法を変更する事は出来ませんので、デザインの段階でしっかり仕上がりのイメージをしておくことが重要です。
今週の授業では、それぞれの製法で作った靴を見せながら、製法の色々を説明したいと思います。
靴職人を目指している卵達は、クラシックデザインを全部書き出して、学び残しが無いように全デザインを制覇して、旅立ってくれるといいな~と思います。頑張れ!
当教室では、1足目は木型とアッパーをこちらで生徒さんの足に合わせて用意し、新米生徒さん達には底付けの全過程を行うことによって、靴の構造を覚えて頂くのと、底付けの工程それぞれ(インソール作り、革の芯材作り、釣り込み、糸&ハリ作り、すくい縫い、出し縫い、ヒールの積み上げ、フィニッシング、木型抜き、ソック作り、ポリッシング)を学んで頂きます。
1足目の靴は勿論、自分で履くことが出来ます。
2足目は1足目と同じ木型を使用希望であれば、そのまま使うか、不具合等の修正を施し再度使用し、自分で作りたいデザインのパターン・カッティングから始める事が出来ます。
また、再度底付けから開始したい人には、こちらでご希望のアッパーを用意します。
①デザイン
まず、自分が作りたいデザインをおこします。短靴かブーツか、スリッポンか、パンプスか。。。製法はスクウェア・ウェイストか、ヴェベルド・ウェイストかノウィージョンか他、、、
絵を描くのが苦手な人も多いのですが、この段階でしっかりイメージを作って置くのが大事ですので、雑誌の切り抜きでも良いので、イメージをしっかりさせ、デザインを描く練習をしていきます。どちらの革が上に乗るのか、ステッチはどのように入れるのかなど、パターンを作る時にも重要になります。
②ソリッド作り
2足目の木型を新しく作りたい人は、木型の原型になる木の足形ブロックであるソリッド作りから始めます。こちらから作ると、トウのシェープも自分の好きな形に削れます。
家族や友人の木型を作りたい人もソリッド作りから始めて下さい。採寸をしなくてはならないので、要相談。
また、1足目は紐靴で全員作って貰っていますが、紐靴の木型はブーツ、モンク、ダブルモンクを作りたい場合、それぞれのフィッティングと呼ばれる修正革を付け、使用する事が出来ますが、パンプスやスリッポンには使えませんので、こちらを作りたい人はソリッド作りから始めて下さい。
③木型作り
ソリッドは片足分作ります。仕上がったら、木型屋さんに送って、プラスティックの木型(プラ型)に両足分コピーしてもらいます。これは中折れ出来る形状にしてもらうので、靴が仕上がった後、木型を抜くことが出来るようになります。ソリッドの時、片足分しか作らないので、もう片方の足の木型は爪先以外を足に合わせて削ります。
④パターン・カッティング
デザインを元に、木型に合わせてパターンを作ります。立体である木型から、平面である紙のパターンにする作業です。なかなか、平面の紙を観て立体になった時を想像するのは慣れが必要になりますが、柔らかい紙を使って、直接木型に乗せながら切っていきますので、徐々にラインの描き方と、目を養っていけます。
⑤クリッキング
革の裁断作業です。どんなに綺麗なパターンを切っても、どんなに底付けが上手くても、クリッキングの汚い靴は、靴全体を台無しにしてしまいます。また、靴を作るにあたって、革の伸び方向は重要になりますし、パターンのパーツそれぞれに重要なポイントがありますので、一つ一つ学んでいきます。ここを怠るとメイキングで上手くゆきません。
⑥クロージング
ミシンでアッパーを縫う製甲作業です。ミシンは靴用のポストミシンを使います。ミシンとは友達になれるように。クロージングの作業はミシンで縫うところよりも、実際は縫うまでの下準備に時間がかかります。なるべくフラットなアッパーを仕上げる為に、スカイビング(漉き作業)がとても重要ですし、アッパーの中にも革の芯材を入れる部分もありますので、こちらを作ったり、縫い順もデザインによって違ってきますので、しっかり順番も学びましょう。
⑦メイキング(底付け)
1足目ではスクウェア・ウェイストで底付けをしてもらいましたが、2足目からは他の製法でも出来ます。英国ビスポーク靴は、アッパーのデザインに合わせて靴職人が製法は選びます。オックスフォード等のドレスシューズはウェルトのウェイストをタイトに作りエレガントに見せるヴェベルド・ウェイスト。ダービー等のカジュアルな靴はがっしり重厚に見えるスクウェア
・ウェイスト。さらにがっしり重厚に耐久性を重視したノウィージョン・ウェルト等。
また、女性用のパンプス用にパンプ製法や、ブラインド・ウェルト等、アッパーに合わせて製法も色々とあります。
製法は仕上がった靴を見ただけでは中身がどうなっているのか分からないと思いますが、それぞれがインソールから作り方が違ってきますので、途中から製法を変更する事は出来ませんので、デザインの段階でしっかり仕上がりのイメージをしておくことが重要です。
今週の授業では、それぞれの製法で作った靴を見せながら、製法の色々を説明したいと思います。
靴職人を目指している卵達は、クラシックデザインを全部書き出して、学び残しが無いように全デザインを制覇して、旅立ってくれるといいな~と思います。頑張れ!