FUGEEさんへお邪魔させて頂きました。
今週のクラスは、次に作る靴のデザインを考えている人が5人程いて、本棚に並んでいる本や雑誌をテーブルに山積みにしてあれこれ悩んでいたり、革のサンプルをジーと見つめたり、ショールームの靴を眺めたりしながら、真剣にデザインを描いていました。
作る前にしっかりと出来上がりのイメージがあると一工程一工程、目標に向かって進めてゆけますので、なるべく細かくイメージを作りあげてゆくと良いですね。その靴が仕上がった時に着る洋服も考えながらだと、尚テンションも上がりますし、楽しみが倍増するのではないでしょうか。
今週の教室の時、生徒さん達の自宅での作業スペース話になって、最近家を新築された生徒さんが、設計を考えている時に自分念願である『靴作りの作業部屋が欲しい!』と思いのたけを奥様に伝えたら、『冗談はさておき。。。』と一言でスルーされてしまったと肩を落とされていましたが(笑)、他の生徒さん達も作業スペースには苦労されているようです。6畳の部屋にベッドとミシンと作業机を置いていて、動くスペースがない!とか、フローリングの隙間が革屑で埋まっている。。。とか『シンナー臭い』と母親にしかられたとか。。。。中には使っていない部屋があって、家に工房がある人や、自分の敷地内にある離れを工房として使っているという、贅沢な環境にいる人もいますしたが、自分の趣味を思いっきり出来る部屋は憧れですよね。私も、趣味のギターを肩身の狭い思いをせずに思い切り出来る防音室が欲しいのですが、夢のまた夢。。。でも、いつか。。。
私は今週半ばに『FUGEE』さんのお引っ越しされて間もない、SHOP兼工房へお邪魔させて頂きました。とても凛とした空気の漂う空間の中で、カッチリとして見ていて身の引き締まる思いのする鞄達に囲まれた中で、興味深い共感できる沢山のお話を聞かせて頂きました。鞄と靴は『革』という同じ素材を使いますが、用途も形状も違いますので、畑も違うわけですが、自分たちが作るものに対する思いや、歴史から考える現状の問題や、抱えている苦労が同じで、1時間ぐらいお邪魔する予定が3時間半もいてしまいました!(とても失礼をしてしまったと帰りの電車の中で一人反省会。。。)、『FUGEE』さんのお二人とも、とても気さくで暖かい笑顔と、物づくりにおいての厳しさと情熱をお持ちで、とても楽しい贅沢な時間を頂きました。
今までに作られた鞄の写真を沢山見せて頂きましたが、アイデア豊富で『え~!ここまでやるんだ!』と驚かされました。靴は『足の形』をベースに歩行や足の体質、骨の傾き、筋肉の付き具合等、造形的に見ても、機能性から見ても規制が多いのですが、鞄はそれがない分『自由度』の幅があり過ぎて、靴とは違った難しさがありますね。オーダー頂いてからの構想に並々ならぬ苦労を感じましたが、そういうところがとても楽しそうで、緻密な計算と繊細なバランス感覚がとても重要だと感じられました。鞄に関して知らなかった事ばかりで、目から鱗がポロリポロリ。鞄作りも凄く深い世界で圧倒されました。
安価でスピーディーに物が生産されている現代において、時間も儲けも隅に追いやって、ただただ、良いものだけを作りたい、美しいものだけを作りたい、という思いで一つ一つの物に自分の全部の技術と想いとアイデアを投入する。今日以上に明日の出来が良くなるように、毎日毎日考えぬいて、手を動かして自分の技術を更新していく。こういった物づくりのベースにあるべき姿勢がお話からも鞄からも溢れていて、本当にホッとする心温まる時間でした。私ももっともっと頑張ろう!と想いが込み上げてきました。それにしてもほんと、日本には凄い職人さんがいるものだな~と久しぶりに思いました。
作る前にしっかりと出来上がりのイメージがあると一工程一工程、目標に向かって進めてゆけますので、なるべく細かくイメージを作りあげてゆくと良いですね。その靴が仕上がった時に着る洋服も考えながらだと、尚テンションも上がりますし、楽しみが倍増するのではないでしょうか。
今週の教室の時、生徒さん達の自宅での作業スペース話になって、最近家を新築された生徒さんが、設計を考えている時に自分念願である『靴作りの作業部屋が欲しい!』と思いのたけを奥様に伝えたら、『冗談はさておき。。。』と一言でスルーされてしまったと肩を落とされていましたが(笑)、他の生徒さん達も作業スペースには苦労されているようです。6畳の部屋にベッドとミシンと作業机を置いていて、動くスペースがない!とか、フローリングの隙間が革屑で埋まっている。。。とか『シンナー臭い』と母親にしかられたとか。。。。中には使っていない部屋があって、家に工房がある人や、自分の敷地内にある離れを工房として使っているという、贅沢な環境にいる人もいますしたが、自分の趣味を思いっきり出来る部屋は憧れですよね。私も、趣味のギターを肩身の狭い思いをせずに思い切り出来る防音室が欲しいのですが、夢のまた夢。。。でも、いつか。。。
私は今週半ばに『FUGEE』さんのお引っ越しされて間もない、SHOP兼工房へお邪魔させて頂きました。とても凛とした空気の漂う空間の中で、カッチリとして見ていて身の引き締まる思いのする鞄達に囲まれた中で、興味深い共感できる沢山のお話を聞かせて頂きました。鞄と靴は『革』という同じ素材を使いますが、用途も形状も違いますので、畑も違うわけですが、自分たちが作るものに対する思いや、歴史から考える現状の問題や、抱えている苦労が同じで、1時間ぐらいお邪魔する予定が3時間半もいてしまいました!(とても失礼をしてしまったと帰りの電車の中で一人反省会。。。)、『FUGEE』さんのお二人とも、とても気さくで暖かい笑顔と、物づくりにおいての厳しさと情熱をお持ちで、とても楽しい贅沢な時間を頂きました。
今までに作られた鞄の写真を沢山見せて頂きましたが、アイデア豊富で『え~!ここまでやるんだ!』と驚かされました。靴は『足の形』をベースに歩行や足の体質、骨の傾き、筋肉の付き具合等、造形的に見ても、機能性から見ても規制が多いのですが、鞄はそれがない分『自由度』の幅があり過ぎて、靴とは違った難しさがありますね。オーダー頂いてからの構想に並々ならぬ苦労を感じましたが、そういうところがとても楽しそうで、緻密な計算と繊細なバランス感覚がとても重要だと感じられました。鞄に関して知らなかった事ばかりで、目から鱗がポロリポロリ。鞄作りも凄く深い世界で圧倒されました。
安価でスピーディーに物が生産されている現代において、時間も儲けも隅に追いやって、ただただ、良いものだけを作りたい、美しいものだけを作りたい、という思いで一つ一つの物に自分の全部の技術と想いとアイデアを投入する。今日以上に明日の出来が良くなるように、毎日毎日考えぬいて、手を動かして自分の技術を更新していく。こういった物づくりのベースにあるべき姿勢がお話からも鞄からも溢れていて、本当にホッとする心温まる時間でした。私ももっともっと頑張ろう!と想いが込み上げてきました。それにしてもほんと、日本には凄い職人さんがいるものだな~と久しぶりに思いました。