木型作り
4月29日(金)、30日(土)の教室はGW休みです。
というわけで、現工房での教室は来週が最後です!!
「なんだかこの工房とのお別れは淋しいですね。。。」と言ってくれてた生徒さんもいましたが、『え!そう?』てな感じで、私は新しい工房に対する希望に気持ちはいっぱいで、思い出に浸る気分はまだ来ていません。思い返せば。。。なんてのは只今準備に大忙しなので引越し当日まで封印です。新しい工房の方は、毎日のように入れ替わり立ち代り訪れる友人達が内装を行い、DM作り、ペンキ塗りなどを開始し始めました。スタッフのK嬢は『毎日毎日、色んなことを手伝ってくれる友人がよくいますね!しかも皆さん呼べば直ぐ来るし。。。』と驚いていましたが、本当に感謝です。しかも全員”元東京MODS"の面々で、『イギリスッぽく!!』が得意分野ですので、話も早く、とても助かります。若い頃、べスパを乗り回して遊びまくっていた日々は無駄ではなかった!!遊びも一生懸命やってると、何かに繋がりますね。もっと遊ぼっと。(笑)
本日は教室終了後、可愛らしい女性のお客様にお受け渡し。どんな靴を履いても踵が痛く、O脚も右足と左足のカーブが違い、いつも足の外側に重心をかけて立っていると楽という足。こちらで開発した(といっても、地味でちっぽけな革で作った)修正シートを中敷の下に入れて調整しました。木型は踵から出っ張っている骨に合わせて作り、月型と呼ばれる踵部の芯にも工夫を入れてしっかり踵を包み、しっかりホールド。お客様は靴を履いて一歩一歩ゆっくりと歩きながら『真っ直ぐ立っている感じが凄くします!』と今までの靴を履いたときとの、重心の位置の違いを確認して驚いていました。O脚の方はとても多く、小指側の足の外側に足が傾いているので、しっかりとした親指方向での接地が難しくなりますので、踵の外側を少し上げて、親指で踏み込めるようにして差し上げると小指の当たりがなくなります。小指が痛い→小指の部分の革を伸ばす。では、原因を解決することにはならず、さらに小指方向に足が傾いてしまいます。
靴を作る場合、足が靴で圧迫される原因を根本から考え、足の動きを知ることも不可欠です。ちょっとしたことで、だいぶ足が楽になりますし、歩きも変わってきます。
今週始めに仮縫いを行ったお客様は、『指が長い為どんな靴を履いても、指先がいつも痛いのです』とおっしゃっていましたが、指が長くて指先が靴に当たって痛い。ということは殆どありません。こちらの方は、足の横幅がとても細い為、ジョイント(親指と小指の一番出っ張っている所の周り)が収まるべきところに落ち着かず、足の指が靴の捨て寸と呼ばれる、本来足が入るべきではないところまで滑っていってしまう為に、靴の先に指が押されて痛んでいました。こちらのお客様にはしっかり足の形に合わせて木型を削り、収まるべきところで足が納まるように仮靴を作成しました。初めて足に合う靴を履いた感覚が新鮮そうでした。
靴作りにおいて『木型!木型!』と私が生徒に言うのは、このように足と靴の問題の殆どは木型で解決できるもので、木型あっての靴作りであるからです。そして、靴を作るにあたって一番大切なのは、足を知ること。足の特徴、足の体質を知り、歩行のあり方を頭に入れて、木型を削りだすことです。木型作りは数式どおりに行えるものではなく、勘や経験も必要であると共に、靴の原型でありますので、造形的なデザイン性も考慮しなくてはなりません。木型が野暮ったいと、いくら底付けが上手に出来ても、靴として野暮ったくなってしまいます。足に合っていて、見た目にも美しい靴を作るには木型作りで手を抜くことは出来ません。
木型作りの知識をもっと知って貰うために、新工房ではスペースも広がりますので、5月1週目の教室では久しぶりに生徒同士で足の採寸を行いながら、足の特徴を知る講座を行います。
この講座は毎回他人の足を見てびっくりする人も出て、なかなか面白い機会です。人の足の違いは人の顔の違いと同じ位はっきり分かりますので、沢山の足を見て足を学んで下さいね。
久しぶりに真面目なブログ。。。次回はパターン作りについて書きます。有言しておかないと靴ネタから遠ざかるので、予告しておきました。(笑)
というわけで、現工房での教室は来週が最後です!!
「なんだかこの工房とのお別れは淋しいですね。。。」と言ってくれてた生徒さんもいましたが、『え!そう?』てな感じで、私は新しい工房に対する希望に気持ちはいっぱいで、思い出に浸る気分はまだ来ていません。思い返せば。。。なんてのは只今準備に大忙しなので引越し当日まで封印です。新しい工房の方は、毎日のように入れ替わり立ち代り訪れる友人達が内装を行い、DM作り、ペンキ塗りなどを開始し始めました。スタッフのK嬢は『毎日毎日、色んなことを手伝ってくれる友人がよくいますね!しかも皆さん呼べば直ぐ来るし。。。』と驚いていましたが、本当に感謝です。しかも全員”元東京MODS"の面々で、『イギリスッぽく!!』が得意分野ですので、話も早く、とても助かります。若い頃、べスパを乗り回して遊びまくっていた日々は無駄ではなかった!!遊びも一生懸命やってると、何かに繋がりますね。もっと遊ぼっと。(笑)
本日は教室終了後、可愛らしい女性のお客様にお受け渡し。どんな靴を履いても踵が痛く、O脚も右足と左足のカーブが違い、いつも足の外側に重心をかけて立っていると楽という足。こちらで開発した(といっても、地味でちっぽけな革で作った)修正シートを中敷の下に入れて調整しました。木型は踵から出っ張っている骨に合わせて作り、月型と呼ばれる踵部の芯にも工夫を入れてしっかり踵を包み、しっかりホールド。お客様は靴を履いて一歩一歩ゆっくりと歩きながら『真っ直ぐ立っている感じが凄くします!』と今までの靴を履いたときとの、重心の位置の違いを確認して驚いていました。O脚の方はとても多く、小指側の足の外側に足が傾いているので、しっかりとした親指方向での接地が難しくなりますので、踵の外側を少し上げて、親指で踏み込めるようにして差し上げると小指の当たりがなくなります。小指が痛い→小指の部分の革を伸ばす。では、原因を解決することにはならず、さらに小指方向に足が傾いてしまいます。
靴を作る場合、足が靴で圧迫される原因を根本から考え、足の動きを知ることも不可欠です。ちょっとしたことで、だいぶ足が楽になりますし、歩きも変わってきます。
今週始めに仮縫いを行ったお客様は、『指が長い為どんな靴を履いても、指先がいつも痛いのです』とおっしゃっていましたが、指が長くて指先が靴に当たって痛い。ということは殆どありません。こちらの方は、足の横幅がとても細い為、ジョイント(親指と小指の一番出っ張っている所の周り)が収まるべきところに落ち着かず、足の指が靴の捨て寸と呼ばれる、本来足が入るべきではないところまで滑っていってしまう為に、靴の先に指が押されて痛んでいました。こちらのお客様にはしっかり足の形に合わせて木型を削り、収まるべきところで足が納まるように仮靴を作成しました。初めて足に合う靴を履いた感覚が新鮮そうでした。
靴作りにおいて『木型!木型!』と私が生徒に言うのは、このように足と靴の問題の殆どは木型で解決できるもので、木型あっての靴作りであるからです。そして、靴を作るにあたって一番大切なのは、足を知ること。足の特徴、足の体質を知り、歩行のあり方を頭に入れて、木型を削りだすことです。木型作りは数式どおりに行えるものではなく、勘や経験も必要であると共に、靴の原型でありますので、造形的なデザイン性も考慮しなくてはなりません。木型が野暮ったいと、いくら底付けが上手に出来ても、靴として野暮ったくなってしまいます。足に合っていて、見た目にも美しい靴を作るには木型作りで手を抜くことは出来ません。
木型作りの知識をもっと知って貰うために、新工房ではスペースも広がりますので、5月1週目の教室では久しぶりに生徒同士で足の採寸を行いながら、足の特徴を知る講座を行います。
この講座は毎回他人の足を見てびっくりする人も出て、なかなか面白い機会です。人の足の違いは人の顔の違いと同じ位はっきり分かりますので、沢山の足を見て足を学んで下さいね。
久しぶりに真面目なブログ。。。次回はパターン作りについて書きます。有言しておかないと靴ネタから遠ざかるので、予告しておきました。(笑)