木型抜き | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

木型抜き

暑い日が続き、なんだか食欲もなく冷麺やそうめんやチュルチュルしたものか、果物しかなかなか食欲をそそらないのですが、沖縄の友人が贈ってくれたマンゴーが物凄く美味しくて、世界で一番美味しい食べ物は『マンゴ‐』だ!と確信しました(笑)。こんな暑い日には沖縄の綺麗な海でのんびりする事をストイックな工房の片隅で想像してため息を漏らしてしまいます。沖縄と言えば、マンゴーの他にも『海ぶどう』は大好物で、ここ→http://kotobukiya.my-store.jp/shopbrand/002/001/X/ から送って貰う海ぶどうは特に最高です。どんぶり一杯分ぺろりと食べれちゃう。東京のお店で出てくるのとは別物!という感じで、海ぶどう未体験の人は是非是非この感動を味わって頂きたいですね。あの食感、ぷりぷり感、なぜ東京のスーパーに海ぶどうは売ってないのでしょうか???

今月は今年始まって以来最大の忙しさでして、仕事中の独り言も激増し、頭の中に話し相手がどんどん増えてきて『危ないな~』と思っていた所に、友人からライブのお誘いがあったので行ってきました。ミュージシャン、画家、家具職人、内装屋、T-シャツ屋、女優。。。等、クリエイティブな”濃い”キャラクターの友人たちが沢山来ていて、思いっきり笑ったり、話し込んだり、踊ったり、歌に酔いしれたり。。。だいぶエネルギーを貰ってきました。20年位前からの付き合いの友人が多いので、気心知れているし、お互いのダメダメ時期だとか、ド貧乏時代とか、危ない橋を渡って来りとかを一緒に歩んで来ているのですが、最近は仕事関係でも何かとお世話になっていて、職種はバラバラでも『何か一緒にやりたいね!』とよく話します。どんな形になるにせよ、好きな仲間と何かを一緒に作り上げるってのはこの上ない喜びです。本当に、もっとでっかく一緒に何か作れたらいいのにな。

それから、私のここ10年位の悩み事である『私は中学生の時と内面の変化があまりないのはどうしてでしょうか?』を皆に相談すると『ウソだろ?俺は高校生ぐらいだよ。』『私も』『おれも』って感じで、私が若干若い位で、皆子供でした(笑)。全然大人になれない人達の集団。好奇心が衰えないのも、これが理由だね。と色々と子供じみた話題で大盛り上がりでした。ここまで来たら、中学生の精神年齢で突き進むしかない!!吹っ切れました(笑)。


さて、先週も靴が仕上がりそうな生徒さん達が数人いて、靴を木型から2名抜きました。この作業は、初心者の方からはいつも驚きと感心の声が上がります。足の形をしたただの木のブロックで靴を作っても、靴を抜くことはできなくて、木型が半分に折れ曲がる『中折れ』木型や、甲の部分で分かれるようになっている『甲切り』木型のような形である必要があります。作った靴を木型から抜くことをBWSでは『出産』と呼んでいますが、まさに『難産』の時もあれば『安産』の時もあり。『難産』の時は男衆が3人がかりで踏ん張って抜いたりしてます。私は不思議でならないのですが、制作途中に抜き忘れた釘があったり、つり込みが甘くてパターン履き口が狭くなったり、理由は色々です。また、あまり簡単に抜けるようなものはつり込みが甘い証拠であったりするので、適度に『う!』っと力が入る位の抜け具合がしっかり木型に吸いつくように作られた靴です。靴づくりにおいて、笑顔の出る嬉しい瞬間です。1足目を作っている人達にも、早くあの感動を味わって貰いたいです。生徒さんが木型を抜く瞬間って、周りの人達もマジマジ興味深く見守っていますしね。どの工程もあますことなく楽しむことが出来ますね。木型を抜いた後は、中敷き貼りとポリッシュです!これらはノーリスクですので(笑)鼻歌でも歌いながら楽しみましょう♪