木型作りの深さ
今週のクラスも2名靴が仕上がりました。初靴1名、3足目1名。初靴の生徒さんとは仕上がるまでの工程で、『つり込みは力がいるので大変だったな~。でも、ヒール作りもかなり厳しかった。。。ソールのどぶ起こしも難しかったし。。。結局どれも大変だった!2足目もっと頑張ります』と言ってましたが、作り終わってみると、達成感と一つ一つの工程の意味や繋がりの面白さが次の靴作りの意欲につながったようです。3足目の生徒さんの靴は、ライトブラウンのオックスフォードのレディース靴で、とても可愛く素敵に仕上がり他の生徒さん達も『私も次にその靴を作りたい!』と言っている人がいたり、『いいね~素敵ね~』と見惚れていました。私もライトブラウンのオックスフォードを自分用に作りたくなりました。木型の形も2足目より洗練されてきたし、生徒さん達の上達を見れるのは嬉しくもあり、刺激になります。只今、仕上がりラッシュで展示会へ向けて頑張っている人が多いいし、最近入ったばかりの新顔さん達にも良い刺激になっているようです。
教室を卒業した人達の交流も結構あるようで、展示会を一緒に行ったり、飲みに行って靴のことや将来の夢を語り合ったりしているようですが、教室内での交流ももっと広がると刺激になるだけでなく、靴作りの良い輪となり、将来面白い事が出来る可能性も広がりますね。”物づくりが好き!”って人達が遠方からも教室に通って来てくれて、職業も本当にさまざまですが、同じ方向を目指しながら、新しい”こと”が生まれるといいですね。靴作りってまだまだ多くの可能性を秘めていますから。
さて、ここ数週間『足の採寸数値をどのように木型に活かすか』という題材で木型を制作している生徒さん達と話し込むことが多いのですが、教室では私が今までに学んだイギリスの木型作りの公式をベースとして、自分で集めた日本人の足のデーターをもとに作り直した計算方法で教えています。木型作りにおいて大事な事は『採寸の数値』自体よりも、『足の体質』が重要です。イギリス人の足と日本人の足、タイ人の足、(ほか各々の国)の足の体質はとても違います。そして、それぞれの国の中でもさらに足の体質は個人でそれぞれ違いますので、体質に合わせて『採寸の数値』から+や-をして、それぞれの足に合うように木型を削らなければなりません。
それに加えて、足の形をベースにより美しい立体として削り、歩行時において歩き易く工夫も加えますので、靴作りにおいて最も難易度が高い工程です。そして、まだまだ『足と歩行と靴』については解明されていないことも数多くありますので、靴作りを行う者がそれぞれの経験とアイデアを蓄積しながら、より良い木型作りを日々目指して向上していき、次の世代へ受け継いで行くことが大切だと思います。たった1代で築きあげられる仕事ではないと日々痛感しています。イギリスのビスポークは180年程木型作りも代々受け継いで今に至っています。その180年の蓄積でも『完璧』とは言えないのですし、180年前の人間の足と、現代人の足もだいぶ変わってきていますし、木型の美しさの感覚も変わってきていますので、山より高く海より深い、果ての無い工程だと思います。それでも足に合った木型で作られた靴を履いた人の笑顔は、その作り手の努力を上回る程の喜びを与えてくれます。足あっての靴木型。足のこともまた勉強しながら、今年後半も靴作りを奥深~く学んできましょう!
教室を卒業した人達の交流も結構あるようで、展示会を一緒に行ったり、飲みに行って靴のことや将来の夢を語り合ったりしているようですが、教室内での交流ももっと広がると刺激になるだけでなく、靴作りの良い輪となり、将来面白い事が出来る可能性も広がりますね。”物づくりが好き!”って人達が遠方からも教室に通って来てくれて、職業も本当にさまざまですが、同じ方向を目指しながら、新しい”こと”が生まれるといいですね。靴作りってまだまだ多くの可能性を秘めていますから。
さて、ここ数週間『足の採寸数値をどのように木型に活かすか』という題材で木型を制作している生徒さん達と話し込むことが多いのですが、教室では私が今までに学んだイギリスの木型作りの公式をベースとして、自分で集めた日本人の足のデーターをもとに作り直した計算方法で教えています。木型作りにおいて大事な事は『採寸の数値』自体よりも、『足の体質』が重要です。イギリス人の足と日本人の足、タイ人の足、(ほか各々の国)の足の体質はとても違います。そして、それぞれの国の中でもさらに足の体質は個人でそれぞれ違いますので、体質に合わせて『採寸の数値』から+や-をして、それぞれの足に合うように木型を削らなければなりません。
それに加えて、足の形をベースにより美しい立体として削り、歩行時において歩き易く工夫も加えますので、靴作りにおいて最も難易度が高い工程です。そして、まだまだ『足と歩行と靴』については解明されていないことも数多くありますので、靴作りを行う者がそれぞれの経験とアイデアを蓄積しながら、より良い木型作りを日々目指して向上していき、次の世代へ受け継いで行くことが大切だと思います。たった1代で築きあげられる仕事ではないと日々痛感しています。イギリスのビスポークは180年程木型作りも代々受け継いで今に至っています。その180年の蓄積でも『完璧』とは言えないのですし、180年前の人間の足と、現代人の足もだいぶ変わってきていますし、木型の美しさの感覚も変わってきていますので、山より高く海より深い、果ての無い工程だと思います。それでも足に合った木型で作られた靴を履いた人の笑顔は、その作り手の努力を上回る程の喜びを与えてくれます。足あっての靴木型。足のこともまた勉強しながら、今年後半も靴作りを奥深~く学んできましょう!