第4回木型講座
金曜日に行いました第4回「木型講座」は参加者から『とても分かり易かった』『奥の深さを知りました』『やる気が益々湧きました』『目の前で木型作りをじっくり見れて良かった』などの言葉を頂き、4回とも参加した人からは年々内容も充実度が増してきてますね。と言われました。マイケル氏は「だいぶ慣れて緊張せずに楽しく講義出来るし、生徒達の真剣さに出来る限り応えたい」と話して下さいました。
今回は『木型争奪 あみだ大会』での優勝者の”ドラフト”をもとに、マイケル氏が木型を目の前で作製してくれるデモンストレーションから始まりました。自分の木型を目の前で作って貰えるって、普通じゃありえないことですが、『トウ シェープはこんな感じ?』『あ、もう少しスクウェアに。。。』と言う会話もありつつ、1時間程で片足のソリッドがほぼ出来上がりました(驚異の早さ!!)両足分の木型は後日ちゃんと制作して下さり、贈呈されます。ラッキーね~。
デモンストレーションの後は、生徒が各々ソリッドを削ってゆき、マイケル氏にチェックして貰ったり、質問に答えて頂いたり。かなり充実した時間だったのではないでしょうか?
その後は残っていた生徒2名とマイケルと私で渋谷の『くじら屋』へ。前に馬刺しを一緒に食べに行ったら『馬を食べるなんて。。しかも生で。。しかも旨いし。。』ってちょっとショックを受けてましたが、『日本の土産話になった』と笑ってたので、今回はクジラ。クジラのユッケが一番気に入ってましたね。あれは美味しい!唐揚げも美味しいし。4人でワイワイ靴の話やロブの話で盛り上がりました。マイケル氏は講義でも話していましたが『木型あってのビスポークだから、足を無視しては絶対にいけないよ!』ということを強調していましたが、食事会の時も『靴を作れる日本人は本当に沢山いるね。イギリスやイタリアにも沢山修行中の人達がいるし。でも木型を作れる人がほとんどいないのは不思議だし、ビスポークが何たるかを日本人がまだ知らない証拠。木型の作れる人がもっと出てくれば、ビスポーク靴は日本が一番になると思うよ。』と言ってました。イギリスはあと20年もすれば後継者がいなくなりますから。。。今現在、木型職人の平均年齢40代後半。みんな同じ位の年齢ですので、彼らが引退すればそれで終わるかも知れません。なかなか若い人達が入って来ないですから。来るのは修行したい日本人ばっかり。。。(苦笑)日本では下駄屋さんや畳屋さんの後継者がいない。。。と同じなのかもしれません。
Last maker(木型職人)はお客様の足を採寸し、デザインを話し合い、木型を作り、靴のフィッティングを見て、仕上がった靴をお受渡しするのが仕事です。一番お客様に近く、お客様の窓口となる仕事。お客様の笑顔も見れて喜びもあれば、クレームもLast makerに来ますので責任も重い仕事です。”靴”が好きで靴業界で働きたい人はたいがい、靴自体を作るShoe maker(底付け職人)になりたがります。でも、もし彼らが自分で実際にビスポーク靴を履いたならば、木型がどれだけ重要か、木型の奥深さ、木型が靴のデザインや靴自体に及ぼす影響をきっと理解できることと思います。また、そうなると日本のビスポーク靴業界は益々面白くなるでしょう。
私は木型作りが一番好きです。年々益々好きになっています。生徒さん達は『木型は難し過ぎ!』とよく言っておりますが、『難しいから尚よろしい。誰にでも作れるものではないから、尚更よろしい。』と思います(笑)。
マイケル氏はこれからも、ビスポーク靴が世界のどこかにこの先もずっと残るように、来年もBWSに講義に来てくれるそうです。来年も楽しみです!!またそのうち『あみだ大会』を行いますので、来年のラッキーさんは君かもしれない!!