革のヒール | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

革のヒール

北海道旅行から帰って来て、かなりリフレッシュされました。北海道は19℃くらいで、半そでだと寒かったです。ひたすら数時間、車の窓から見える山の木々や畑をのんびりと見て、雲の綺麗さにうっとりし、息子と雲の形から動物を見つけたりなどして、本当にゆったりした時間が持てました。期待していた夜空の星は全く見れず、ラベンダー畑も花はちょっとしか残っていなかったですが、かなり北海道は気に入りました。また、来年行きたいな!


 そんなわけで、昨日、今日とかなり集中して靴作りに没頭。昨日は、お客様のフィッティング以外の時間は椅子にじっと座って作業にのめり込んでいたら、夜に足がかゆくなって足元を見ると、左足が真っ赤に腫れていて、自分の足ではないようにパンパンに浮腫んでいて、『ゲ!何だ?』っとパニックになったのですが、丁度出し縫いをしている時だったので、とりあえず自分の足は見なかったことにして(笑)、出し縫いを終えてから家に帰って、お風呂に入ってマッサージして、ヨガを1時間して寝たら、朝には元の足に戻っていました。一体なんだったのだろう?何かの暗示かな?と思って、今日は左足の木型を作る時に、いつもより慎重に慎重に作業してみたりして。。。(笑)でも、本当になんだったんだろう?


 今日は夕方、数年会っていなかった職人が訪ねて来てくれたので、久々の靴談義。ソールの絞りの事や、インソールの事や、インクの事や木型の事、糸や釘や工業用ドライヤーのこと等、久しぶりに他の職人と突っ込んだことを話し合えて、楽しかったし勉強になりました。足の事も最近勉強しているようで、木型についても知識を増やしていたので、以前会ってた時よりもだいぶ成長していて感心しました。同じ目標持った職人とは、こうやってたまに会って、お互い会わなかった間に学んだことや経験したこと、実験してみたことなどをお互い話し合って、向上しあえる楽しさがあります。同じ土俵で仕事していれば、先輩とか後輩とか、師匠とか弟子とかって枠はなくなって、仲間として戦友として『理想の靴作りを築き上げよう!』って、気持ちになります。訪ねてくれた職人のおかげで、旅行ボケすることもなく、モチベーションもアップ!!ありがたや。。。。


 明日も教室がお休みなので、靴作りに集中して私も腕を上げるぞ!今日聞いた情報による仕上げ方法を試してみようっと!仕上げのインクとバフ機の使い方って本当に色々あって、インクの種類やインクの乾かし具合と、ブラシの回転数やあて具合によっても風合いが違ってくるので、面白いです。私はインクは薄付きで、ナチュラルな感じが好きなので、茶系の場合かなり神経使うのですが、薄付きナチュラルは難しい。。。


 生徒さんとも時々話しますが、黒もインクが付きすぎると折角の革のヒールの風合いが台無しになってしまいます。黒って色も、奥の深い色ですからね。革のヒールの良さが出るような黒って、考え出すと本当に難しいです。生徒さん達もデパートの靴売り場などで、黒のヒールをメーカーごとに見比べてみると面白いですよ。靴の値段でヒールってかなり違うって分かるしね。最近、生徒さん達の中には『今まで気にしていなかったけれど、既製靴のヒールの大きさが野暮ったく思えて。。』って言う人がいましたが、だんだん目が肥えてきましたね!(笑)次はヒールの革の風合いと、色だね。いろいろ見ていると、自分の好みも分かってくるし、面白いと思いますよ。ヒールのポリッシュにも凝り出したりして、靴磨きを趣味としている人もグレードアップにヒール磨きもどうでしょうね?