手漉き地獄
本日は”スカイビング地獄”への入り口へ入った新米さん達が4人程いて、深いため息と共に心材をひたすらスカイビング(漉き)していました。ビスポーク店でも、心材に革を使っている所は少なく、ましてや”手漉き”をしている所はここだけなんではないだろうか?と思いますが、”手漉き”の革心材じゃなきゃダメ!と思って使っているわけではなく、”手漉き”の技術を習得すると、ナイフの使い方が上手くなったり、ナイフ研ぎの大切さがとても良く分かったり、技術上達の為になるので、頑張って貰っています。私も漉き機は使わないので、工房にもないですし、アッパーも手漉きでやっているので、今は地獄の苦行でもその後にとても役立つので、ナイフを研ぎ研ぎ頑張っていきましょうね。
その他、アッパーを作っている人達は”ブローグ”に挑戦している人達がいて、ポンチの穴の大きさや穴の配置、親子穴について色々と質問も出ていました。ポンチの穴のサイズは靴の大きさやデザインとのバランスで選んでいくのですが、靴のサイズが小さいのに大きい穴だと、『子供の靴』のように見え可愛らしくはなりますが、エレガントさや、かっこよさはでないです。また、大きなサイズの靴に小さい穴だと、穴の数が多くてガチャガチャとうるさくデコラティブになってしまいます。また、親子穴の間隔も『親子親子親子』と同スペースである必要はなく、『親子 スペース 親子 スペース』という間隔でもおかしくなく、こちらの方がどちらかと言うとビスポークっぽい。既製靴だと穴開けはもちろん機械で、等間隔に開けていくけれど、ビスポークだとサイズやデザインによって限られたサイズの親子穴ポンチでバランスを取りながら穴を開けていくので、『親子 スペース 親子 スペース』ってなるのだけれど、この間隔にもそれぞれのクローザーのセンスが出てくる。どの位のスペースをとれば、よりエレガントによりバランスよく見えるかを考えています。
ブローグを作ったことがない人には『何のことやら??』でしょうが、穴の間隔やサイズでも靴の顔ががらりと変わりますので、面白いですね。フル・ブローグはひたすら穴を開けていく。。。。クロージングで大変ですが、作り終わった後の嬉しさも格別かと思います。ブローグはもともとはハイキング用の靴なので、カジュアルに履きこなせて、重宝しますし。地道に楽しんで行きましょう。
さて、12日は都知事選。「寝たきり高齢者への老人福祉手当の段階的廃止」「障害者への医療費助成の縮小」「特別養護老人ホームへの補助を85%削減」「盲導犬の飼育代の廃止」などなど、沢山の弱者いじめをしておいて、オリンピックで4000億円も使おうとしている。この間も、オリンピックを東京に!と書いてあるステッカーを学校から配られて息子が持って帰ってきたけれど、『あ~私の税金がまた無駄づかいされている!』と腹が立ちました。死活問題かかえている人達を見殺しにして、お祭りしようなんて裕次郎兄は。。。。てな訳で、投票に行こう。そうしよう♪