仮縫いの終わった後
今週は風邪やインフルエンザにかかってしまった人が多く、お教室もいつものような賑わいはなく、少々淋しかったですが、どうぞ皆様お大事に!
私は既に年末気分で、自宅でもちょっとした時間さえあれば、大掃除を始めていまして、調子に乗って部屋の模様替えなどしてみたり、歯ブラシで窓のサッシを隅々まで磨いたり、キッチンの戸棚を整理したり、カーテンを取り替えたり、押入れの中を片付けたり。。。新年が明日来ても大丈夫って感じです(笑)。隅々まで綺麗にすると本当に気分が良く、自然と仕事もはかどります。仕事が忙しいと、生活が雑になりがちで、生活が雑だと気分が落ち着かず、結局仕事ははかどらず、余計に忙しさばかりに追われる。。。という、昨年の自分を反省して、まずは生活から!と、考え直したのは正解だったようです。生活の基盤は家庭だな~と、今更ながらに思います。
ただ、ワークショップ内は、掃除をしても、しても、革や木型の削りカスやホコリですぐに散らかるし、物が多くて置き場がキューキューなので、『サッパリ』感を出すのが難しい。まあね、工房ってのは大抵どこもその”小汚さ”があって、それが”味”だとも思いますけれど。。。。私の所は、入居してまだ2年半位だから、『小汚さ』に貫禄がないのが問題点かな?『貫禄』があれば、雰囲気がムンムン漂いますものね。じっくりと、ワークショップを愛しつつ、貫禄をムンムンと出して行きたいと思います(笑)。
てな訳で、私は今週もやる気満々だったのですが、お休みの人が多く、お教室内でも咳をしている人達も見受けられ、ちょっとテンション低めでしたが、皆さん着々と作業は進んでいました。木型を抜いた人も2名いて、仮縫いの履き心地をチェックしたのですが、二人とも仮縫い靴に足を入れてすぐに『オッケ~、良いみたいです!』といきなり言うので、びっくりしましたが、ちゃんと歩いてみて下さい(笑)。靴が出来上がったことが嬉しいあまりに、肝心のフィッティングにまで気が行かなくなってしまうようでは本末転倒です。履いてみて、あたる部分はないか、余分な空間はないか、フェーシングの開きはどの位か、をまずチェックします。甲の部分に斜めのしわが入るようだと、甲に余分な空間があります。それから、親指のジョイント部分の後ろ(踏まずの始まり部分)の余りはないかどうか、チェックします。ここがピシッと余りなく足に沿っているのが、ビスポーク木型の醍醐味って言うか、ビスポークだからできる部分で、また、ここに余分があると変なしわの原因にもなりますので、要注意。その他、踝の下にあたってないか、土踏まずの支えは充分か等など。足と靴との関係をチェックした後、木型全体のバランスはどうか?もっとタイトにエレガントに出来ないか?Uチップなどのデザインの場合、バランスがとても重要なので、しっかり見てください。足入れも重要ですし、仮縫い靴は見るべき所満載です!。木型を見ても、実際の靴がどんなシェープの靴になるのかを把握出来るようになるまでには、沢山の経験が必要になりますので、仮縫いでイメージをしっかり掴んでください。パターンも同様。平面のパターンを立体として見ることが出来るようになるにも、3足、4足作った位じゃ、ちょっと無理ですのでね。仮縫い靴とパターンを見比べて、『このパターンのラインが、立体になるとこんなラインに見えるのか~』と学んで下さいね。そして、木型を修正し、完璧に足にフィットし、デザインの美しい、これからの人生を共に長く過ごす事になる、お気に入りの1足を作りましょう!!仮縫いまでが予行練習。その後が本番です!さ~これから幕が上がります。リラックスして舞台に上がり感動の渦を巻き起こしましょう~(笑)。