ものづくりの本質
パソコンの調子が物凄く悪くて、パソコンに強い生徒さん達に色々見てもらったのだけど、ダメみたい。このページを開くのに30分も時間がかかったので、生徒さんの仕上げた靴の写真などアップしたいのだけれど、もうちょっと待っててね。すみません。メールの返信も恐ろしい位に時間がかかってしまうので、ご迷惑お掛けしますがご了承くださいませ。
と、言うわけで、一足作るのに3年位の月日を要したK君が本日靴が完成した!本当に良かったよ~(嬉涙)なぜこんなにも時間がかかったのかは、途中、途中にお教室を長期お休みしていた(BWS風に言うと『脱獄』していた)のもあるのだけれど、今日話をしていたら、家に帰ってからも「あ~、今日はあんな失敗しちゃったな。。」とか反省したり、平日も作っている靴の事を考えたりしてて、落ち込んだりしていたそうです。お教室に来ると楽しいのだけれど、ちょっとくよくよしたり、いっぱいくよくよしていたりして、この3年の月日が経ったそうです。時間的には普通の3. 5倍以上かかったけれど、くよくよしながらも”やり遂げた”って事が凄いし、彼が急いで適当に作業をしたことがなく、どんな小さな工程も、一生懸命に時間かけて丁寧に行っていたのにも感心した。途中で諦めていたら、5年経っても10年経っても靴を作れなかったけれど、諦めなかったから靴はできた。今日K君は大きな笑顔を浮かべて、『やり遂げた!』って喜んでいたけれど、達成感もひとしおだったのではないでしょうか。K君は来週から2足目目指して木型作りから初めて、ブーツを作る予定で『完成予定は3年後』だそうです。なんだか、私はとっても嬉しい。靴作りが好きじゃなきゃ、こんな台詞は出ないものね。ま、何も始めなければ、5年経っても10年経っても何にも作れないけれど、今始めれば最長でも(笑)3年後には自作の靴が手に入るわけで、どんな行為もそうだけれど、やる!と決めたら、とっとと初めて、諦めさえしなければやれるのだ。人間てのはそういう生き者なのだ。凄いのだ。(最近天才バカボン読んでます。笑)
本当にお教室には色々な人がいて、初心者で5ヶ月で靴を作ってしまう人もいれば、K君のような人もいて、真剣に職人目指している人もいれば、靴作りという趣味を堪能している人もいるし、靴関係の仕事をしていて、仕事に生かす為に来ている人、靴を作ることより、お教室を社交場にしている人(のように見える。笑)もいる。けれど、みんな本当に楽しそうで、”物を作る”事ってのは、楽しさや幸せを作る事とイコールなのではないかと思った。だから、好きでもない物を、仕事だからって嫌々作っている人達、生きる為に強制的に物を作らされている人達の話を聞くと胸が痛みます。ものづくりの本質は、作り手も買い手もハッピーになるような行為であると信じたい。いや、信じている。
ものづくり、どんどん作っていこう!と言いたいところだけれど、要らないものや不必要な物はやはり作らないのも、作り手としての筋っていうのか、私の哲学ってのか、よく思います。必要な物を必要な分だけ作るって事は、今後私達人類に与えられた課題だとも思います。ものづくりの本質を考えつつ、一足づつ、履き手の決まっている靴を作り続けていきます。