手
4月に入って新しいメンバーも3名増え、一旦落ち着いていた教室も益々活気づいてきて、8月の展示会へ向けて色々と考えてくれてるメンバー達もいます。この調子でこの春も楽しく靴を作って行きましょうね!
今月は糸作りに苦心している人達が多く、何度も何度も挫けずに作り直していて、『大丈夫?』というと、『大丈夫です!一回一回作り直すごとに、絶対に少しづつ上手くなってるんです!少しづつでも上手くなっていけばいいんです!』って、笑顔で前向きなこと言うので感心してしまいました。ホント、そのとおり!近道なんかはないから、自分の手で身に付けて行かないとね!
”自分の手で身につける”で、思い出した本がある。
”手”をめぐる四百字 (文字は人なり、手は人生なり) 文化出版局
この本は面白いですよ。著名人50人が四百字原稿用紙に肉筆でかいた本なので、人によっては読みにくいものもあるのだけれど、その人の人となりが現れているように思う。永 六輔、岸田今日子、阿久 悠、橋本 治、緒形 拳、筑紫哲也、そして横尾忠則さん等などの著名人の”手の宇宙”にまつわる文章。深くうなずける文章が多い。一番最後の志村ふくみさんが書いていらっしゃる最後の文章が勇気をくれる。
”手はその人の願いごとについてゆくとも聞いた。こころざしかたく生きているその人に手はどこまでもついてゆくと。”
私もそんな気がする。手を使って、これからもがんばっていこう!!
話は変わって、日曜に2年ぶりに来日してくれたジャック・ジョンソンのライブへ行った。2年前に来日の時は仕事があったし、CDも売れてる様なのでまたすぐ来日するだろうと思って行かなかったら、2年も来てくれなかったので、次に来日したら「仕事を休んででも絶対に行こう!」と心に決めていた(笑)のですが、幸い土日の2日間だったのでよかった!横浜赤レンガの横に建てられた特設野外会場で、ステージの横はすぐ海!!会場内は屋台も沢山出ていて、賑やかで楽しい雰囲気いっぱいだったけれど、天気が悪くて、寒くて寒くて。。。。凍えた。。。でも、生で見るジャックは期待以上で、ステージに上がって10秒後には嬉しさと、興奮で涙がぽろぽろ出ちゃって、一緒に行った息子に『ゲ!もう泣いてるの?泣くなら帰るよ!』と叱られ(とほほ。)、涙をこらえながら美しいギターの音と、優しいジャックの声にうっとり。ハワイ在住のサーファーでもあり、海を守る保護団体の活動に熱心で、ライブをする時は、チケット代はそのまま海を守る為に寄付される。ライブも彼1人で行う事はほとんどなく、彼の親しい友人達のバンドを4組くらい引き連れて、ハワイの良さや、アコギの良さを伝えてくれる。大切な家族と仲間とギターと海に囲まれ、人を感動させる詩を歌って、地球を守る活動をして。。。。素敵な生き方だな~と憧れてしまう。アコースティック・ギターを弾く大きな手もとっても素敵だった。(一番前で見れたから、彼の指の動きがよく見れた。号泣)http://jp.youtube.com/watch?v=OPXU33iquDE
ライブに来ていた若者達もなんか、み~んないい子そうだし、ごみも散らかさないし、ステージ前に駆け寄って押し合いなんて全然しなくてマナーがちゃんとしていたし、最近の若い者は素敵だな~と感心した。もちろん、来ていた沢山の年輩達もちゃんとしてたし、子連れも多かったな~。子供にいい音楽を沢山聞かせて沢山感動させてあげたい!ってのは、我々『NO MUSIC NO LIFE』世代の願いだろうな。
最近はこれでもか、これでもか!って、嫌なニュースが続いていて、呆れと怒りに駆られる。”後期高齢者医療制度”ってふざけすぎてる。年金問題も解決出来ないのに、お年寄りの年金から保険料を差し引くなんて、『おば捨て山』でしょ?そんでもって、福田首相は消費税を10%にするなんて言ってるし。お年寄りも守れないで、アメリカに兆単位のお金を貢いでいる政府がどの面下げてこれ以上お金を絞り取るのか?すべき事をしてくれるなら、10%だって15%だって払ってもいいと思ってる。(イギリスは17.5%だし。。。)でも、お年寄りや障害者をどんどん苦しめている政策ばっか打ち出す国に誰がこれ以上税金払いたいのよ!お年寄りに”感謝”と"敬意”を払えない国に未来はあるのだろうか?福田首相はきっと音楽は聴かないんだろうな。早いトコ総選挙して希望を持ちたい。