THE QUARTET
お教室で花粉症の人達が鼻を真っ赤にさせてぐじゅぐじゅしてる人が数名いて、見ていて可哀想でしたが今年花粉は量が多いいそうですので、お気をつけ下さいませ。(お教室の花粉博士 談より)
しかし、お教室は相変わらず活気があり賑やかにやっております。各クラスの雰囲気が益々違って来ていると感じるのですが、気のせいか?金曜日の昼のクラスはみんな凄く落ち着いて”静”の気が流れていてメンバーのコミュニケーションもありつつ、『こつこつ』と物事が静かに流れていく。金曜日の午後のクラスは靴関係の仕事に携わっている人が多いいからか?根っからの靴好きが多いからか?細かい所なども検討しつつメンバー同士がお互い質問しあったり、暖かい雰囲気が流れる。土曜の朝のクラスは、目覚めるまでに少し時間がかかるようで(笑)静かな日と賑やかな日の差が大きいのですが、長老達が多いクラスなので、のんびりとしつつ、色々とレベルの高いことに挑戦している人が多い。土曜日の午後のクラスはクラフト・マン魂が凄くて、やたらワイワイと賑やかで、靴オタクのような人(笑)も多くサークル的な雰囲気もありつつ、積極的にがんばっている。
そんな感じのお教室ですが、現在10月半ば。そう、そろそろ忘年会の出し物を考えていただき始める時期に入りました(笑)!!忘年会は他のクラスの人と知り合える機会ですし、去年も忘年会から仲良くなって一緒に革を購入し始めたり、連絡取り合ってる人達もおります。材料を購入するにも、なにか展示会や販売を考えている人達も、とにかく人とのコミュニケーションは大切ですし、家で背中を丸めて靴を作っているだけでは視野が広がりません。悩みや問題点を話し合いながら同じ方向を向いて進んでゆける仲間がいることは素晴らしい事です。せっかく毎週来ているお教室。人の輪も広げていってくださいませ。
さて、話は変わって日曜日に私は久し振りに横浜へ行ってきました。ジャズ好きの人なら知っていると思いますが、「The QUARTET」として来日しているジャズミュージシャン達。今回初共演したメンバーはハービー・ハンコック。ウェイン・ショーター。ロン・カーター&ジャック・デジョネット!!全員歴史に残る演奏の数々を残していったミュージジャンの面々で、全員マイルス・デイビスと活動していた時期を持つ。とにかく大御所中の大御所で、生きている伝説って位のメンバーの共演だから開場も私が行ったのはパシフィコ横浜国立大ホールだったのですが、とても広い会場。ジャズをあんなに広い会場で見たの初めて。大体、彼ら4人がステージに顔を見せただけで、演奏後のような拍手大喝采で『もうステージを見せてもらえるだけ有難い!』ってオーディエンスの彼らに対する尊敬の念と、感謝の気持ちが溢れていた。私も朝から緊張していて、一緒に行った友人の話もあまり頭に入らなかったほど。そして演奏はというと、途中かなり難解になっていったのですが、その都度私が一番大好きなロン・カーターが聞きやすいほうへ導いてくれていた(よおな気がした)。ハービー・ハンコックとウェイン・ショーターはおなじみのフレーズを入れてファンを嬉しがらせてくれたし、とにかく素敵だった。彼らの歴史を物語っていたのは、もちろん演奏の重厚さ、聞く方の安心感もあるけれど、気になったのは足腰が年齢を感じさせていたこと。両者猫背だったのだけれど、ロン・カーターはピーんと背筋が立っていて、足腰がしっかりしていて、本当に見た目も素敵だった。ホント、素敵な年輩者を見ると思うのだけれど、背筋って大切ね。素敵な人ってほとんど背筋がピーンとしているもの。それから、演奏者全員の貫禄と笑顔の優しさが演奏とマッチしていて益々ファンになってしまった。あ~夢のような時間だったな~。この演奏は一生忘れないでしょう。感謝。