秋よ早く来い | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

秋よ早く来い

 毎日ワークショップの階段の上り下りをする時、必ずポストの中を見る。大事な物が入っていることはめったにない。領収書や請求書は小包に入っているし、連絡などはメールか電話かファックスだから、ポストの役目はすぐにゴミ箱行きになるようなものばかり。マンションのチラシや、エステ&美容整形のチラシ。。。前者は分かるとして、後者は私の顔を見た人が丁寧におせっかいをしてくれているとしか思えない。腹立つ位量がすごいもの!!も~ほっといて頂戴!!


 そんなことはどうでも良いのですが(笑)、昨日は可愛い葉書が入っていて、『どこかのDMかな?』と思ったら、数ヶ月前に『3ヶ月間ヨーロッパ旅行へ出かけますので、しばらくお教室をお休みしま~す』といっていたHさんからの絵葉書だった。時々、どうしているかな~と気になっていたのでとても嬉しい便り。しかも、絵葉書の絵はCONSTANのMan with guitar という絵で、片目をつぶって楽しそうにギターを弾いているおじさん?の可愛らしい絵。ギター少年、もといギター中年の気持ちをそそる嬉しい選択!!ナイスHさん!!便りの最後にこんなメッセージが書いてあってジ~ンと来ました。

『あれもしたい、これもしたいと色々思っていましたが、今は早く靴作りに行きたいです。アムステルダムにて』

う~。泣かせるじゃないのナイスHさん!!早く戻っておいで~~。教室の皆に、旅行中の土産話を聞かせてね!


 先週は白磁作りもしているWさんから、秋刀魚皿を頂く。秋刀魚が全長を伸ばして横たわれる細長い形。私がわがままを言って作っていただいたんですが、本当に食欲も目も楽しませてくれる素敵なお皿。私は秋刀魚が大好物。秋は毎日毎日、秋刀魚の塩焼きでよいくらい好きなのですが、秋刀魚って長いから丸ごとお皿に乗せると頭と尻尾がはみ出す。大きいお皿に載せると、お皿の無意味な空間がよろしくなく、秋刀魚の姿の素晴らしさが発揮できない。だから、半分に切ったりしないといけないのだけれど、もうそんなの楽しみが半減するわけですよ。和食の良さは、『食べて美味しく、見て美しい&栄養バランスが良い。』ですよね。日本は世界一の食文化を持っていると心の底から信じている私にとって、見た目もかなり重要なのです。秋刀魚ってとても引き締まった美しい形をしているから、ご飯とお味噌汁の後ろに堂々と全長を華麗に横たわらせて食卓を飾って欲しいと長年望んでいたのです。その望みが今秋叶う!!夫と息子のブーイングに負けずに、今年の秋は思う存分秋刀魚を食べるぞ!!大漁とのことですし(ラッキー)。


 手書きの葉書と手作りの秋刀魚皿。とってもとっても暖かくて素敵な贈り物。人の手と暖かい心が作った物って感動もくれますね。