バフバフ | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

バフバフ

 今週は生徒さん達の作業の進みが早く、どのクラスもやる気が漲ってました。今年に入ってからの新入生もだんだん馴染んできて楽しそうですし、先週は京都に引越しされてしまった生徒さんが、東京に来る用事があったので。。。と2日間再び教室に参加してくれたり、靴作りを通して色々な人と知り合えることが出来るのは嬉しいことです。このお教室も少しづつ根を生やしだしたな~と。


 そして、ワークショップ内も居心地がさらに増して来ています。仕事用にパソコンを買ったり(電源入れるのさえ億劫で5日間もほっときっぱなしで、生徒さんにインストールしてもらいましたが。。。生徒さんたちありがとう!!)、今まではミシン以外の機械は持っていなかったし、使った事もほとんどなかったのですが、思い切って『バフ機』を導入。


 『バフ機』はソールの底を磨く機械です。ソールを磨くのは、手でやると平気で2時間位かかってしまうのですが、1日外を歩けば仕上げもとれ、色もはげる部分。底をぴかぴかに磨く事に機能性、履き心地は関係なく、生徒さんの中には『何でこんなに磨くのですか???』と不思議がる人もいます。私も半分そう思う(笑)。でも、せっかくアッパー部分をぴかぴかにしたのに、ソールが磨かれていないと、手抜きをしたようで靴作りを終えた様には思えないのです。でもね~、2時間はね~ないよね~。


 前面真っ黒!なソールなら1時間位出来るのですが、ナチュラルな色を出す場合、指で面をつぶしたり、アイロンの温度設定がかなり難しかったり、革によって色むらが出たり、泣きたい位大変な事もある。そんな訳で、『バフ機』導入に至りました。が、今まで使った事がないので、丁度今週は職人友達が2人顔を出してくれたので、早速質問攻めに。来週あたりは、アッパーの焦がしとソール磨きの特訓です!!『上手く出来るかな?』と学生に戻ったような気分。楽しみ!!ま、生徒さん達は私が習得するまで『手』を使って、指紋がなくなるほど指で擦る修行が続きますけれど。。。