ビシッ!ビシッ!! | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

ビシッ!ビシッ!!

イギリスの靴職人の友人が、「『Skype』という、パソコンを電話のように使って話せるものがある!!登録せよ!しかも無料だよ!」と教えてくれた。この間イギリスに帰った時に、彼女も1人でワークショップで靴を作っているので、たまに寂しくなって、職場でワークベンチをくっつけて、仲間とアホな話をしながら靴を作ってた事がなつかしい。。。。なんて話していたので、この『Skype』をつなげていれば、以前のように一緒に話したり、作っている靴を見せ合いながら楽しく仕事が出来る!!こりゃすごい!!と盛り上がってきゃーきゃー騒いだのですが、その時点で私達は”時差”のことを考えていませんでした(号泣)。


う~ん。職人仕事は孤独だな。ま、皆でアホ話もたまにはいいけれど、毎日だった時はいい加減ウンザリしてたので、孤独で良いとしよう。なんて、思っていたら、いつもは携帯メールでやりとりしている職人友達から珍しく電話。『靴の手離れ』について話す。ビスポークの場合、フィッティングして、OK出して、本縫いして、お受け渡しをした後、数ヶ月履きこんでから、『ちょっと、ここがあたるのが気になりだしました』とか『しわの出かたが。。。』などの問題が出て、出戻ってくる事があります。これも、ビスポークの良さの一つだと思うのですが、『私の育て方が悪かったのかしら?』などと、出戻り息子の母親の気分。お受け渡しした後も、『はい、それではさようなら。』とはならないところが、いい事でもあり、悪い事でもあります。でも、戻って来た靴を見ると本当に勉強になります。履かなきゃ本当にわからないものね。あ~、もっともっと勉強しなきゃ。もっと靴作り上手くなりたい!!あ~。


今日は午前中に『文藝春秋』さんからの取材を受けてたのですが、『どうして、このお仕事を。。』と質問されましたが、この質問は取材を受けるたびに聞かれます。私は自分の事なので何の不思議もないのですが、他人から見たら不思議なのかな?なんか、かなり昔のことなのであんまり覚えていないのですよ。実は。子供に戻れるんだったら、将来の夢は『お嫁さん』とかだった方が、人生もうちょっと楽だったよな~なんて。


昨日は友人のJAZZマンが、春頃発売予定のCDのレコーディングをしていて、『CDジャケットのコーディネイトを手伝って~』と言うので、顔見がてらスタジオに。とにかく”かっこよく”したいので、『男は黙ってスーツです!全員スーツ着用!!』と告げておいたら、私がスタジオついた時には5人がビシッとスーツで決めて写真撮影始めてて、『え~!!あなた達、実は男前だったのね~!!きゃ~!!』と、ドキドキしてしまったのですが、録音するのに普段着に戻ったら、すっかりドキドキは消えました。(笑)でも、演奏もスーツ姿もかなり凄い人達なので、好ご期待!!しかし、スーツの威力は凄いな。スーツをビシッと着ると品が出ますよね。靴もそうだな。ビシッとした形(かなり抽象的な言い方ですが)はやっぱり、魅力的です。履いている人を”この人は素敵なお方に違いない”と思わせてしまいますからね。今度から、取材で『どうして、このお仕事を。。。』と聞かれたら、『男性を素敵に見せるために』って言おうかな?うそですけど(笑)。