The sun 太陽
前々回『フィドル・ウェイスト』について書くと予告しておきながら、書いてなくて苦情が来ましたので(笑)、『フィドル・ウェイスト』について。これは、ソールのウェイスト部分(床に接地していない、真ん中の部分)を山形に形づくる方法。シャンクの上に山形に作ったコルクや革を入れて形を出すのですが、綺麗に形を出すには結構手間がかかるのですが、底の見た目はグッと来ます。かなりセクシーとでも言いましょうか。しかし、『フィドル・ウェイスト』自体には機能性はなく、所持者が靴を脱いで見せなければ、他の人には見えません。伊達ですね~。でも、作るのも仕上げるのも遊び心があって楽しい作業です。
他に伊達なソール仕上げでは、底のウェイスト部分に金色の釘でイニシャルを入れるなんてのもあります。(私も自分の靴に入れてるのあります)ま、かわいい自己満足ですが、こういうことすると嫌な事は、何とかさりげなく人に見せたくなって、不自然な格好に足を組んだりして、人の目を靴のソール部に引き付けようとしてしまうこと。(笑)ただのお行儀の悪い女に成り下がってしまいますので、気をつけましょう~。(私自信に言ってます。)
さて、本日は納品が2足あり、お客様の予約の時間が中途半端に間が空いていたので、見たかった映画『太陽』を見ました。この映画は昭和天皇ヒロヒトの人間宣言するまでの苦悩の話なんですが、天皇役のイッセイ尾方がとても良かった!なんか、口をもごもご動かす癖をするんだけれど、とても人間味のあるしぐさで、昭和天皇の人となりが凄くつたわる演技でした。この映画、世界12カ国で絶賛を受けていたが、日本では公開されるまでに許可がなかなかでなかったらしいですし、監督がロシア人。かなりアウトサイダーな映画って事も気に入ってますし、大好きな桃井かおりもちょっと出てて、にくい演技をしてましたし、ポスターも素晴らしく良い。映画が始まる前にポスターが欲しくなって、帰りに『壁に貼ってあるのを失敬せよ!』と私の中の悪魔が囁きましたが、人目が多くてはがせませんでした。(残念。。)
昭和天皇って、戦争に負けるまでは『神』だったんですよ。どれだけの責任、苦悩、伝統へのプレッシャー、自分で納得の行かない重荷を背負って生きてきた事か。。。1人の人間が背負うには重すぎる人生です。それに、誰も天皇の気持ちなんて解らないじゃない。相当の孤独を抱えていたと思います。しかも、自分で選んだわけじゃなく、生まれた所が皇居だった。。。
私なんか、自営業ってだけで不安と責任とプレッシャーに押しつぶされそうになって、『人生とは苦悩だ~』などと3日に1回は思っているのに。。。。はは。
以前から昭和天皇にかなり興味があったのですが、きっかけは20年ぐらい前に”アナーキー”ってバンドがあって、よく路上で歌って警察に連行されたり、パンクスのクラブやバーではこのバンドの曲が当時良くかかっていて、皆でこぶしを振りながら合唱してまして、その歌詞が天皇批判の歌なんだけれど『金持ちの家に生まれただけで~な~にが日本の象徴だ~♪何にもしね~でふざけるな~♪』ってな歌詞(笑)。当時10代だった私が聞いても、『それは違うだろ?』と思ってたのですが、若気の至りで一緒に合唱してました。(笑)
その後、林真理子の「ミカドの肖像」って本を読んで、昭和天皇って!日本の歴史って!なんだか凄い!!日本って国は面白く深い。。。そしていつも思うのが、日本の皇室ほど窮屈な所はないだろうな~って事。他の国のロイヤルファミリーなんて、ランチキパーティーしたり、スキンヘッドのお姫様や、アル中やヤク中ってことゴシップ新聞にすっぱ抜かれてたり、自転車で交通事故になったり、お姫様がサーカスの像の調教師と恋に落ちたり。。。と、アホらしくも大変なんですが、日本のロイヤルファミリーは、これ以上まじめな人間は世界にいないんではないかと思うほどですし、本当に人間ではなく『神』なのかも?ってちょっと思いますよ。もっと、皇太子さんも雅子さんも自由にさせてやって欲しい。。。
特に雅子さん。あんなに容姿端麗、頭脳明晰、仕事もバリバリしていた人が、子供を産め産めプレッシャーを受け、自分の才能を何も生かせなくて、本当に可哀想でなりません。電車のつりビラに雅子さんのことが色々書かれていると、彼女に心からの同情を寄せてしまいます。雅子さんが外交をやったら、もっと日本と世界の外交はスムーズに行くと思いますよ。本当に。日本の人事力ってかなりレベルが低いなって思います。政治だけでなく、あなたの会社でもそうではないないでしょうか?(笑)
追伸:私けっして、右翼でも天皇崇拝者でもありません。ただ、天皇の、日本の歴史が面白いと思うだけです。あしからず。