オノ・ヨーコ
朝、息子の幼稚園の「作品展」へ母を誘いに行くと、『見た?オリンピックのオノ・ヨーコのスピーチ。かっこよかったわよ~。本当に彼女はかっこいいわね~』と60歳を過ぎた母が『かっこいい!』を連発。私は家を出る15分前に起きたばかりで(笑)ヨーコ・オノを見ることはできなかったが、彼女は実際かっこいい。イギリスにいた時はテレビで彼女を見る機会は多く、彼女のエネルギッシュさといつも何かに夢中になっている様子は本当に素敵だ。飯村隆彦 著 「YOKO ONO オノ・ヨーコ人と作品」 には彼女の波乱の人生が書かれていて、彼女のファンになること間違いなし。お勧め本。彼女のお気に入りの靴は4センチヒールの黒のジップブーツ。彼女は同じものを数足持っているそうです。ふふふ。。。私が普段気に入って履いている黒のブーツは彼女のブーツをそっくり真似して作ったもの。(実はここだけの話ですが(笑)ヨーコ・オノのブーツを実際に触ったことがありまして、その時にすっかりコピーしちゃった!ミーハーだな、はは。)
私には憧れの女性が数人いるのですが、まずはフォト・ジャーナリストの吉田ルイ子。彼女は60年代NYのハーレムで暮らし、当時の黒人運動をハーレムの人々の目で見、黄色い東洋人として見、人間として見てきた人である。彼女の書いた本『ハーレムの熱い日々』『吉田ルイ子のアメリカ』『自分をさがして旅に生きてます』は私の本棚で紙は茶色く変色してしまっているが、何度も何度も読みそのたびにエネルギーをもらってきた。オノ・ヨーコと同レベルで尊敬している。まだ読んでいない方、特に自立した女性を目指す方必読!彼女の写真のモデル達はストリートの子供達であろうと、売春婦であろうと、ブラックパンサー、ジプシー、etcであろうと、やさしく強烈なインパクトを与える目をしてる。私が最も好きな写真はジャズ サックスプレイヤーのウェイン ショーターと娘のミヤ子ちゃんとの写真。彼が子供を優しく愛していることが伝わる暖かいワンシーン。うっとり。
最近夢中になっている方は、月間情報誌『選択』に「思い出の国 忘れえぬ人々」を連載している、元世界銀行副総裁の西水美恵子女史。世界の政界、経済界の大物と対等の立場でずけずけと物申し、気風のよさと男気(?)溢れる言動には驚くばかり。女性というより人間として、こんな人も世の中にはいるんだな、と。しかも、緊迫感のある真剣勝負の会談でも決してユーモアを忘れず明晰さと知性をフルに発揮する。権力悪を極度に嫌い「卑怯者めが!」と怒りを爆発させれば政治作戦を練って乗り込んでゆく。誠にあっぱれ。読んでいて、気分がすっきりする。
巷には「どお?」と聞けば「え~あはは。わっかんな~い。」と応えるであろう女性の多い中、自分の信念を貫き世界で颯爽と活躍している日本女性がいることは、なんと心強いことであろうか。女の子よ大志をいだこう!!