趣味の靴作り
昨日は11時頃から9時までワークショップで靴作り。木型の修正にほとんどパテを使ったことがなかったので、パテに硬化剤を混ぜるのを忘れていて、木型に時間のかかることかかること。途中で大平さんに気づかせてもらい、何とか終わったけれど、今日木型を見たらまた変えたくなって、今日は家で一日奮闘。昨日より断然綺麗なラインが出来て満足しているが、明日見たらどう思うのだろう。。。。。「初心忘るべからず」だけれど、私のしているのは、素人に逆戻りしただけのような。。。ふんどしを締めなおして(そんなのつけたことないけれど 笑)がんばらねば。
昨夜、仕事の後友人の働く靴屋を覗くと、友人が仕事をちょうど終えた感じだったので声をかける。友人とは月に数回会う機会があるのだけれど、そのたびに靴関係の話題で話し込む。昨夜聞いた話は、すごいな!と思った。
先週彼の店に青年が靴を持ってやってきて、靴職人になりたいのでここで働きたいと言ってきたそう。彼のところにはそういう若者がかなり多く来るので、「またか~」ってな感じで応対し、青年の作った靴を見ると、まあ形にはなっているが、明らかに初心者の1足目という仕上がり。何処で習ったのか聞くと、関さんの本を見ながら自分で作った、との事。これには友人もかなり驚いたそう。その靴自体は見ていないけれど、私もびっくり!
私も靴作りの本は見たことがある。が、共通して言えるのは、靴を作ったことがない人が見てもわからない、ということ。それに、工具だって革だって初心者にしたら「こんなに使うの!しかも、何処で買うの?」って思ってそこで挫折すると思うのだけれど。。。いやー、本だけみて靴の形にしてしまうのは才能だな、あっぱれ!しかし、せっかくこのようなやる気のある、カンの良い職人志願者がいても、仕事がない。ビスポークをやっている店は何処もそこそこビジネスとして成り立っているけれど、人を育てる時間も、スペースも余裕もないのが現状。しかも、「靴がすき=靴職人になりたい=誰かの弟子になって一人前になる」と言う構図を描いている人が多い。しかしこれは、本当にむか~しむかしのお話。では、現代はいかにして靴職人になれるのか?私が思うに、かなり原始的な構図を描くほうが現代的ではないかと思う。「靴がすき=靴作りを趣味にする=作った靴を周りが褒めてくれ、注文をもらう=口コミで広まり、靴屋をオープン!」。かなり、楽観的過ぎるが(特に一番最後の!)大昔の靴屋の始まりはきっとこんな感じだったのではないだろうか?、この構図にはリスクはないし、本人が楽しんだ結果に生じることで、親方にどやされることもなければ、安給料で何年も下積みすることもない。「趣味の靴作り」がこの先どうなるのか、興味津々。