よく噛んで、腹八分目 | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

よく噛んで、腹八分目

 連日暑さが続きますが、洗濯物がよく乾くので気持ちがよい。自宅のベランダで栽培しているハーブ類もかなりモサモサして、しそもバジルも毎日大量に食べているのに、ちっとも減りません。今日は2,3日前に干しておいたとうもろこしの皮が硬く乾燥したので、その皮を細く引き裂いて束ねて、自家製のたわしを作りました。このたわし、お皿洗いに我が家では重宝しています。見た目も「農村生まれ」って感じでかわいい。


 私はイギリスへ行くまで料理はほとんどしたことがなく、本当に食べ物に興味がなかったのですが、イギリスは「まずい」「高い」「店員の態度が悪い」ので外食は出来ず、自炊をする羽目に。とにかくカレッジ時代はお金がなかったので、「安い食材で美味しく沢山作れるもの。」を心がけ、試行錯誤して料理をするようになったのですが、出来るようになると料理は楽しい。カレッジ生活は朝から晩まで「靴」「靴」「靴」。。。。その合間に、料理を作る楽しさは格別。カレッジを卒業してからも料理は毎日楽しく色々と挑戦もしました。イギリスでは日本の食材は日本の3倍の値段。だから、大豆をチャイナタウンで買ってきて、自分で豆腐や納豆を作ったり、豆腐から油揚げを作ったり、ぬか床を作ったり。。。その後エスカレートして、マヨネーズ、ケチャップ、ソースも自分で作るようになってしまった。自分で手をかけて作ると大切に食べれるようになります。大切に食べると、にんじんはにんじんの味。玉ねぎは玉ねぎの味がすることが解る。当たり前のことだけれど、そうやって意識することってほとんどないのでは?


 忙しいとどうしても食事の時間が短くなるが、本来人間は口に食べ物を入れたら50回は噛まないと胃や腸に負担がかかるそう。内臓の調子の悪い人は、この50回噛むことさえすれば、改善するそうです。


 私のヨガの先生曰く「人間が一日3回食事をしなくてはいけないなんてルールはない。多くの人はお腹がすいてもいないのに、時計を見て食事をする習慣になってしまっている。これが多くの病気の原因。腹八文目が健康の秘訣。」


 よく噛んで、腹八文目。子供の頃、親によく言われたな。親に言われるとうるさく感じるのに、ヨガの先生(他人)に言われるとありがたいのはなぜだろう?