今回の参詣は、墨田区墨田の玉の井稲荷へ。
東武スカイツリーライン東向島駅から北東の玉の井いろは通りの先、ローソンの角を左に曲がったところ。
神向山東清寺
寛保元年(1741)創建の曹洞宗の寺院。本尊は十一面観世音菩薩像。
本堂らは、今どきの三階建てビルになっている。
かつては稲荷はお寺の前に建っていたそうだけど、現在では本堂の中に合祀されてありそう。
狐像
階段を上がった本堂前には両サイドに狐像がある。
右がやや阿形で宝珠を抱え、左が吽形で子抱き、乳飲み子にも見える。
玉の井稲荷
玉の井開発の基幹道路となった、大正天皇ご即位記念事業「大正道路」の鍬入式に際して、豊川稲荷を奉斎し無事を祈願したのがはじまり。何よりこの大正道路(東武線より東側は「いろは通り」と名称が変わる)ができたことによって私娼窟の玉の井が大いに発展するきっかけにもなった。
ちなみにこの稲荷、戦前の縁日には400mもの行列ができるほど大勢の参拝客であふれ、閑古鳥が鳴く娼家では貧乏稲荷と呼んで歯がみして悔しがっていたとか。
中を覗いて、中央、左右を確認してみたけど、稲荷らしきものは無く、またご本尊の姿も無さそう。
写真はすべて2017.7.2 撮影
備考
社号 玉の井稲荷
祭神
創建
祭日
末社
社務所
所在地 東京都墨田区墨田3丁目10−2
その他 東清寺境内