今回の参詣は、大田区中央の黒鶴稲荷神社へ。
池上本門寺より北東方向に鎮座する稲荷神社。
江戸時代、境内で捕えた黒鶴を将軍家に献上したことから社名になったといわれる神社。
御社殿の大きさの割には、とかく広い境内。
手水舎
三つの稲荷宝珠紋。見慣れない意匠。
御由緒はない。
また創建年代も詳らかではないよう。将軍家に黒鶴を献上したとはいっても、境内で捕えたという表現からすると、それ以前から神社として鎮座していた可能性もあるのだろうか。
頭貫と木鼻の彫刻
神社彫刻というものは、何かしら当該神社との御由緒ないし興りを連想させる意匠であることが多いが、頭貫や龍に波が施されているところからすると、水も関係していたのかと思える。旧村名の堤方が洪水被害を鎮めるための堤が由来であるのと関連があるかもしれない。
社務所
常に不在の様子。
写真はすべて2015.8.14撮影
備考
社号 黒鶴稲荷神社
祭神
創建
祭日 五月中旬
末社
社務所 常時不在か
所在地 東京都大田区中央5-4-2
その他 荒藺ヶ崎(あらいがさき)熊野神社の兼務社