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米パンの注文が重なった。
常連の方ばかりなので、今回は玄米を使いたいと伝えた。
快く了解してくれた。
玄米と言うことで水を少な目に仕込んだが思う以上に生地が柔らかい。
舐めてみると配合は違ってなさそうだ。
小麦粉を加えてゆくが、なかなかまとまる気配がない。
米パンの生地作りは
『ああだ、こうだ』
と理屈はいらない。
生地が平均化していればいい。
ポイントは硬さである。
捏ねるのを止める。
そこそこ生地にしまり感があるし、冬と言うことで何とかなるのではないかという見込みがあった。
よくよく考えてみると米粉50%に対して玄米を20%入れるのだから、1kg仕込で100gの玄米を入れればいいのだが、全体量1kgに対して玄米20%と勘違いしていたようだ。
米粉1kgのうち400gが玄麦となればベタ付くのもやむを得まいパンの出来。
作業の中で何時もとは違うことがあった。
山型食パンとベイグルの2種作るのだが、ベイグルを茹でる際、湯に入れると沈んだのである。
イースト菌のパンなので発酵力が強いので沈むこと無く浮いているのが通常なのだが、玄麦が多いせいなのだろうか、そんなふうになった。
そんな風になった暫く後は(1分程すると浮き上がり、匂いがする。
力強さのある匂いである。
最中の皮の香りであると言えば解り易いかもしれない。
むっちり感もいつもよりも強いし味わいも深みと甘味がある。
昨年末のトリは米パンとなった。
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