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めっきり夏本番になってしまった。

小麦酵母は活性化が必要で、種つぎしなければならない。

量がドンドン増える。

量を増やさないためには捨てるか、パンを焼くしかない。


こう暑いと、勿論私の店は売れない。

他の店は売れていると聞くのだが・・・・。


無理やりパンを焼くのも、やるせない。

そんな気分で今日パンを仕込んだ。


前回の小麦酵母のパンづくりでは、生地にベタツキがあり、うまく膨らむのだろうか心配になったのだが、パンチ(ガス抜き)から、だんだん生地が締まってゆき、まずまずの出来となったことを踏まえての今日になる。


ミキサーで仕込む。

吸水は少なめにする。

生地もまとまってくるので、こんなものだろう。


バターを入れて、更に捏ねる。


今回の配合は

種 900g

粉 1800g

塩 12g

砂糖 60g

脱粉 18g

バター 90g

水 1200cc

酵母パンは 『固くて酸っぱい』 という概念を変えるべく挑戦するパン作りとなる。粉は国産強力粉である。


発酵状況は、やはりコシがなくダレている。

『今日は駄目かも』

と思いつつ経過を見守る。

仕込から2時間後パンチを入れる。

生地は仕込んだ時以上に柔らかく感じるのだが、生地離れが良い。

番重(生地を入れる箱)や指に付きにくいし、成形もしやすいが、ホイロに入れると、生地はベッタリとなっている。


『ヤッパリ駄目か?』


残り生地は鉄板にのせてあり、ある程度発酵を確認して試しにオーブンに入れてみる。

上がりが悪かったら、ベイグルか、焼いてパン粉にでもしようと考える。


20分後、オーブンを覗くと丸々とパンが膨らんでいる。

オーブンに入れる前の倍位の大きさである。


酵母に魅せられたパン屋-山型食パン5

『カマ伸び』 の良さが特徴なのかも知れない。


『カマ伸び』 は焼くことでパンが大きくなる。『よく膨らむ』 ことを意味する。


食パンも型の6分目位まで発酵させてオーブンに入れる。


酵母に魅せられたパン屋-山型食パン2

これもよく 『カマ伸び』 している。


酵母に魅せられたパン屋-山型食パン1

パンの食感はどうだろう。

『見事にフワフワ』

している。


すだちは細くないが、食感も触感も、何時ものカンパーニュとは当たりが全く違う。

柔らかさがある。

ここが決定的に違う。


味はどうだろう。

もちろん小麦の風味や香りがとてもする。

これは、小麦酵母を使った時は、やはり強い。


食べてみると小麦の味と、まろやかさが際立っていて、後味に少し酸味を感じるが、ほかの酵母パンよりは格段に酸味が少ない。


酵母に魅せられたパン屋-山型食パン3

上手く出来たかどうかは、これから回を重ねれば解ることなのだろうが、新しい方向性が見えたことは間違い無さそうだ。


酵母に魅せられたパン屋-山型食パン4

めげずにやってよかった。 笑



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