プルメリアの挿し木 : 失敗編
(8月後半のお話し)
5月のゴールデンウイークに我が家最大株のレモンイエローから挿し木を作った。
二股に分かれてちょうどよいサイズだったのでカルスを作成してから植え付けました。
そして1カ月半が経過したころに花芽が出て来て蕾がたくさん上がってきた。
1カ月半過ぎているから大丈夫かな?と思いそのままにしておいた。
そうして3か月目の今日、怪しい状態となっているのを見つけた。
鉢から引き抜いてみた。
簡単にスポっと抜けた。
根は出ていなかった。
幹はしわが寄って水分不足印
根の部分を洗ってカットしてみた。
白い樹液は出てくるが、中は空洞状態。
この状態では「ご臨終待ち」となってしまう。
助かるかどうか分からないが、少し切り戻しして、空洞部分へメネデール液を1滴垂らし、カルスメイトで覆いました。
※メネデール液は樹木再生にも使われています。
花を咲かせるので精一杯だったのでしょう。
これがプルメリアの怖いところです。
この枝から考えてください。
根がない!と言うことは、どこから栄養分を吸収していたのでしょうか?
・・・
答え:自分の枝の中に蓄えていた栄養分を使っていた。
本来の挿し木であれば、カルスができた後には根を出すことに栄養分と力を使いますが・・・。
この枝は花芽を出す時期となっていたため、自分の根より花芽を優先してしまったのではないだろうか?
雑菌などの外部要因ではないことはカットした切り口で解ります。
あくまでも推測でしかないが、プルメリア「あるある」である。
他のサイトなどで、花芽が付いた枝を挿し木にしても咲き続けますか?などの質問があるが、答えはきっと咲き続けるでしょう。
この場合は挿し木として復活することは少ないと思います。
逆に花芽が落ちた場合は、挿し木として成功する可能性が高いと思われます。
どちらも切り出された枝の栄養分と個体差によるが、きっとこうなると思います。
花芽はたくさん付けて、花を咲かせたい!という枝の気持ちは痛いほど判るが、自分を犠牲にまでして花芽を付けるとは?
涙ぐましいですね!
花は半開き状態で落ちています。
花を咲かせる力がありませんからね!
皆さんのところではこのようなことは無いでしょうが、枝の状態をよく観察すればこうなる前に判りますので救済可能です。
最悪の場合は、花芽・・・落としてあげましょう!
今回は挿し木の元気がない。 萎れてきた。という時の注意点について書きました。
親爺のミスですから!
接木も失敗がありました!
プルメリア多すぎて管理できていないんです。