このブログで何回かダルマ落としの記事を書いたのですが、
書く度にダルマ落としのやり方を質問される
近くにお住まいの方にはサービスでやってあげたこともあり持ち込みも多くあった
今年は、接木の時期に忙しくダルマ落としのサービスなどができないことから、ご自身でできるように記事にしてみました
画像が少ないので、先ずは基本的な事を活字でお話しします
長文となるので、2話に分けてお話しします
第1話は、メリットやデメリット、用意する道具類、実施前の注意点などをお話しします
ダルマ落としとは
(ダルマ落としと呼ぶ方法は親爺が勝手にそう呼んでいるだけです)
大きく成長したプルメリアの中間の枝(幹)を切り取って全体の高さを短くすることです
プルメリアは接木ができる植物ですから、この接ぐという性質を利用して接木の要領で背丈を低くするという事です
ダルマ落としするメリットは
プルメリアは大きく成長する木ですから、順調に成長すると背丈2mを簡単に越えていきます
管理も花を見るのも困りますので、背丈を低くすることで管理や花を目線で観察することができます
この方法を別の意味で活用することで、1本の木から色々な花色を咲かせることができます
ダルマ落としでのデメリットは
成功確率が50%、失敗も50% 五分五分と言う感じですかね!
(親爺の経験で悪く見積もって!)
成功しても、花が咲くまでは約3年掛かります
上記の、メリット・デメリットを理解したうえでやり方を順を追ってお話しします
先ずは実施する前の確認事項から
1:ダルマ落としする株を選定する
基本2m以上の木を対象とします
又は、背丈を低くしたい株(今後永く楽しみたい株を事前に)
選定株は、挿し木株なのか、実生株なのかも重要です
(実生株がお勧め)
2:落とす枝の位置を決める
ダルマ落としした後の全体の高さのイメージから剪定する長さを検討する
主幹なのか脇枝なのか?
落とす部分の枝の上下の太さは同じか?
(一般的に上部がやや細い)
繋いだ時の固定が容易にできるか所か?
3:道具を用意する
切る場所の太さに合わせたハサミや鋸が必要
切り口を平ら、若しくは斜めに調整できる大きめのカッター&鋸
繋いだ時に固定できる添木的な物を用意
切り口を塞ぐテープや融合剤が必要
器具を消毒するアルコール消毒液
バケツ、キッチンペーパーなど
4:繋いだ後の保管場所を検討する
繋いだ後は雨水などが切り口から混入するのを防ぐため、雨の当らない場所に保管することが最適
1か月間は動かせないので、長期に渡り置ける場所
5:作業する場所はあるか?
作業には水が必要となります、水道のある場所で実施しましょう
また、樹液が出ますので下が土やコンクリート、若しくは園芸用シートなどで保護できる場所で実施しましょう
上記5点を先ずは整え、検討、購入してください
上記5点が整ったら実施する時の検討課題
1:接合部は、平接ぎなのか、V字接ぎなのか?
接合する部分が地上から水平であれば、平接ぎができますが、横を向いている、斜めになっている場合はV字接ぎの方が上手くいくことが多いです

図ー1
平接ぎは、成功後の繋いだ場所がきれいに成長する


V字接ぎのは、繋いだ箇所が膨らみ継いだ箇所が判る

繋ぐ部分により選択、V字の方が見た目は悪いが成功率は高い
V字で2回継いだ例

2:1本の木から何本もの枝をダルマ落としする場合は、1年に1か所ずつに分けて行う 事
ダルマ落としは株に損傷を与えます。 当然株へのストレスも大きく傷口を修復できずに失敗に終わることもあります
第2話は、実際の施術になります
途中で難しい、自信がない、不安だと思った場合は、直ちに中止して次の方法を考えます
接木を中止した場合
下側の根元株は、脇芽を期待してそのまま育てる
この場合に合わせ、切り口を綺麗に平らにしてカルスメイトで切り口を塞いでください
時期にもよりますが、約1か月で新芽の兆候があります
上側の枝は、挿し穂として挿し木する事を考えましょう
この場合に合わせ、枝先から挿し穂に適正な位置でカットしましょう
トップジンMペーストなどで切り口を保護しておきましょう
ダルマ落としが出来なくても、失敗しても、その次の事を考えて行動すれば何も怖い事はありません
それよりか、株が大きくなり手に負えなくなることの方が怖いです
(親爺痛感)
枝の先端部だけを切り取って、
カッコ悪くなって、
変な樹形になって
しまいには部屋に入らなくなり、
ベランダで冬越し・・・
寒さのせいでプルちゃんが体調不良に!
どちらが良いかは貴方次第
私は低くしないと育成が出来ませんので、ドンドンカットします
脅かしましたが、第2話でカットしましょう!