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山口ひとみコーチングブログ

育自の魔法を作りました。自分を育てるから育自。
自分らしく自分の可能性を開くお手伝いをします。
コーチング歴18年のプロがあなたを応援いたします!

NPO法人育自の魔法、代表理事の山口ひとみです。

今回は、毎年、NPOでアドベントカレンダーをやっております。

最終回は、私が書くことになっております。

 

 

◆育自って?

 

育自とは、自分を育てること。

自分に意識的に気づき、変化を生み出し、成長して行くことだと私は認識しています。

 

普通は、育児、子どもを育てる育児ですが、当初は、ママ向けに作ったワークショップだったので、いくじという言葉を引っ掛けて作った言葉が育自。自分を育てる。

子どもを育てている時は、自分も育っている時。

母親って、気がつくと、自分より子どもを優先していることが多い。

自分のやりたいことも我慢したり、母親は子どもを優先するのが当たり前というような、一般的な考え方が多いので、つい自分に意識を向けるより、子どもや外に対して意識を向けることが多いと思います。人の目が気になるというか。

ちゃんと子育てしているだろうか、ちゃんと母親をやっているだろうか、とか。

 

でも、外側の基準って、他人の基準って、その時代によっても変わるし、人によっても変わる。だから、周りに合わせようとすればするほど、どれが正解かわからなくなる。

マニュアルに頼ろうと思っても、そのマニュアルだった時代とともに変わる。

人と比較するとさらにわからなくなる。

本当に混乱するママたちは多いです。迷う、不安になる。

そういうママたちに、まずは自分の気持ちや身体を大事にすることで、余裕が生まれて子どもと向き合えるよ、というそういう意味で、育自の魔法というタイトルをつけました。

 

今や、ママ向けのワークショップから、老若男女、いろんな世代や性別、人種も超えて、いろんなところで開催されるワークショップに育ちました。

 

◆私の今年1年の育自〜認知症の父の介護体験から育自した1年でした

 

育自の魔法を生むきっかけとなったのは、やはり、我が娘でしょう。

彼女も30歳となり、先日、結婚しました。

子育ても本当に終わり、親としての責任も果たし終え、肩の荷が降りたと思ったら、

父が認知症と診断され要介護となりました。

今年の夏までは私は、介護が嫌で、逃れたくて、でもそれができずに、苦しんでいました。

私が一番、父のそばにいるし、自由業だから融通も効くし、娘を連れて離婚して実家に戻ってきた時に、両親が出張の多い私に代わって娘の面倒を見てくれました。

だから、私が介護するべきた、と。

でも、どんどん認知症が進む父。

いろんなことがわからなくなり、できないことが増え、家の中で失禁するわ、物はなくなる(整理整頓好きな父だったので、片付けているつもりなんですが、変なところに物が突っ込んであったり)と生活がスムーズにいかなくなり、非常にストレスフルになりました。

 

同じことを何遍も質問してくると、忙しい時は、本当にイライラしてきます。

加えて、家中、おしっこの臭いがした時には本当に辛かった。

父を怒鳴りつけたことも。

 

そんな中、育自の魔法のファシリテーターには、介護職の仲間が5人ほどいますが、彼女たちにヘルプを出したのです。

「助けて。私の話を聞いて欲しい。」と。

 

ケアマネさん、介護施設の職員や、看護師。

ヘルパー養成の講座をやっている看護師。

その彼女たちに話を聞いてもらいました。

一緒に、認知症の父のことを考えてもらいました。

どれだけ私の心は救われたことでしょう。

プロから、「ひとみさん、介護サービスを使ってください。介護保険は、家族のための保険なんですよ。そして、プロに任せたらいいんですよ。」と。

 

人に話を聞いてもらい、丸ごと受け止めてもらえる。

本当にほっとしました。

 

認知症が進むと、それまでやってきたことがまたゼロになるような気分になります。

やっとヘルパーさんが入ってくる生活に慣れたな、と思ったら、

今度は徘徊が始まったりして、ヘルパー派遣から、小規模多機能施設へ移行する。

その介護形態が変わると、また最初からやり直し。

そんな徒労感が半端なく、私を追い詰めていました。

 

そして、再度、フェイスブックや仲間に悲鳴をあげるに近い形で、介護が大変!と訴えたのです。

そこから、多くの人が、いろんな情報を教えてくれました。

話を聞いてくれました。

 

そこで、ある大学で介護者向けのカウンセリングを、新しい概念で行う、その研究対象を募集しているよと教えてもらい、早速申し込みました。

 

初回の面談の時に、どれだけ負担感があるかの質問に答える、というのがあったのですが、なんと軽い鬱を発症するレベルだったということがわかったのです。

「あー、私はこんなにも介護がストレスだったんだ」と初めて気づきました。

 

現状を認識できたことで、また意識を切り替えることができました。

その後、2週間に1度、オンラインによる面談で、介護方法について先生と話し合っています。

最近は、いかに楽しく介護するか?の解決策をクリエイティブに考えることをやっているのですが、毎回、大笑いしながらのセッションに、またもや私は救われています。

 

あと、父とどれだけコミュニケーションしているか?という時間数によって、問題行動が起きるらしい、ということがわかってきました。

コミュニケーションの時間が足りないと、俺はここにいるんだ!と自己主張して問題を起こすのではないか?という仮説を立て、ではどのくらいの時間数だと穏やかに暮らすのか?を時間数を記録するようになりました。

 

という具合に、仮説を立て、それを検証してみる。

行動してみて、どうだったか振り返る。

記録する。

ことで、いろんなことが見えてきました。

 

仮説検証、実験してみるのが好きな私は、介護は大変なんだけれども、楽しみながらも、笑いながら介護できる方法はないかと、試行錯誤するようになりました。

そのプロセスが楽しい。

 

あと、大事なのは、自分の時間やスペースは必ず確保する。

登山が好きなので、登りたい時には登る。

出張に行きたい時は行く。

父と一緒にいる時間は、続けている時間は2時間までとする。(それ以上だと、私はイライラして父にきつく当たってしまう)

決して、我慢することはしないようにしました。

一人で抱えることもしない。

弟にもヘルプを出す。(彼も父の子どもですから、介護する義務があります。)

自分を大事にすることで、余裕が生まれ、また介護をするエネルギーとなります。

 

とまあ、介護の話が長くなりましたが、要は、育自は一生続くのです。

育児が介護になりましたが、やっていることは同じ。

自分と現状を認め、成長し続ける。

 

育児も介護も、体験を通して学んでいるのです。

人はやはり体験から多くを学ぶのではないかと思います。

そして、自分の体験したことは、自分の言葉で語れる。

その経験は、他の人の役に立つことが多いです。

 

私は介護することで、コミュニティや地域がすごく大切なんだということもわかりました。

それは、育児でも介護でも同じ。

評価判断されることなく安心して、お互いの話を聞きあえる、ホッとできる場が今、とても必要とされています。

 

それを作ることができるのが、育自の魔法の場です。

育自(自分を認め育むこと)が、大きく社会にインパクトを起こすのではないかと思っています。

 

来年は、その大きく展開するそんな年になりそうです。

 

みなさま、今年も育自の魔法を応援してくださり、誠にありがとうございました。

心より感謝申し上げます。

 

そして、来年もどうぞ育自の魔法を応援してください。

育自の魔法のワークショップにご参加ください。

活動に加わってください。

 

そして、みなさまに多くの愛と祝福がありますよう、心からお祈りいたします。

メリークリスマス!!

 

NPO法人育自の魔法

代表理事

山口ひとみ