皆さんは、幽霊は怖いですか?

日本には幽霊が出てくる話は多いですが、イギリスにも幽霊話はあります。

続いて読んだ別の短編小説、『カンタビルの幽霊』も、そんな幽霊話の一つです。

キャンタービルとかカンタヴィルとか、いろいろな訳がありますが、英語は「The Canterville Ghost」というものです。

 

<アメリカ人は現実的>

物語は、幽霊が出るというイギリスの屋敷に、現実主義者のアメリカ人一家が移り住んでくるところから始まります。

屋敷の持ち主から、「幽霊が出ますよ、いいんですか?」とくぎを刺されるも、平気なアメリカ人一家。

実際、住んでみて夜中に幽霊が出てくると、父親や母親は、幽霊につけられているチェーンのさび取りを勧めたり、その双子の息子に至っては逆に幽霊にいたずらをしかけたりします

ちっとも怖がらないこの新しい住人に、幽霊は手を変え品を変え、脅しを続けます…。

 

というような、ラノベみたいな話です。

反対にやられてしまう幽霊がけっこう滑稽です。

 

<ラノベ作家ではないが>

この小説の著者は、「幸福な王子」などを書いたオスカーワイルドです。

最近の日本のラノベにも、幽霊を怖がらずにむしろ親しくなってしまったりする類の話がありますが、この小説は、1906年発表だそう。

今から100年以上前に、こんな現代ラノベみたいなストーリーを考えていたなんて、オスカーワイルドさん、現代日本に生まれていたら、ラノベ作家になっていたかも…?