英語を学んでいると、ふと英語はアメリカではなくイギリスの言葉だなぁと感じること
まず、イギリス英語とアメリカ英語では発音が違います。
日本の英語教育はアメリカ英語中心なので、
<イギリス英語もヨーロッパの言語>
ところで、最近、thou とか thy とかいう単語が気になりました。
この単語、見たことのある人は多いと思います。
意味は何となく you っぽいな、と思いつつ、特に調べたりはしていませんでした。
英語の古文の「あなた」の意味かな、くらいの認識です。
you は、you/your/you/yours と活用しますが、thou は、thou/thy/thee/thine と活用するそうです。
と、ここまでは、
先日、thou/thy/thee/thine が出てくる文章を読んだので、この単語について調べてみました。
そうしたら、とても興味深いことが分かりました。
実は、もともと、thou は二人称単数、you は二人称複数の言葉だったそうです。
フランス語をかじったことのある方はご存じかと思いますが、
古英語でも同様に you を丁寧な二人称単数としても使えたようです。
こういうのを知ると、
<ヨーロッパと言えば、ローマ帝国>
さて、ではなぜ、
皆さんご存じの通り、古代ヨーロッパには、
その、ローマ帝国は、途中で東西の2つに分裂しました。
そのため、ローマ皇帝(東西で2人いる)が、自身を指すとき、
あくまで、説のようですけどね。
…という話は、すべて以下のページから得たものです。
興味がある方はぜひ読んでみてください。
ベルーガ個人としては、かなり興味深く読みました。
Alma Mater(https://almamatersjk.
<そしてヨーロッパと言えば、キリスト教社会>
さて、話は戻って、二人称代名詞の thou です。
これは、もともと、二人称単数だったということですが、(
ここでまた、上記のサイトに書いてあることの借用になりますが、
その一つの、「Thou shalt not murder(汝、殺めることなかれ)」
「汝」を、手元の「岩波国語辞典」で調べてみると、「
うん、Thou は、古典で使われるというイメージにぴったり。
神様が民衆に言っているのだから、
すばらしい。
この日本語訳考えたのベルーガ本人だけど、まあ、
<神様は身近な存在>
さて、前述のページでもう一つ紹介されているのが、
ちょっと長いので、全文掲載はしませんが、
その中から一文だけを取りあげると、「Thy kingdom come(御国を来らせ給え)」というのがあります。
意味は、「神の支配がこの地上にもたらされますように」
ここで注目したいのは、「御国」と訳された「Thy kingdom」です。
Thy は、your の意味ですので、「あなたの」。
これを「御国」と訳したのはなかなかいいですね。
ですが、思い出してください。
Thy (Thou) は、神様から民衆へのお告げで使われていましたよね。
「汝」という訳が与えられていました。
「同輩以下に対して使う。」
ハテ?
「汝の国」って目上の神様に言うと違和感ありますよね。
でも、英語では神様→民衆の方向で使われたのと同じ thy が使われています。
英語話者の中では、神様は同輩以下の存在?
え?
唯一神なのに?
そんなことを感じたので調べてみると、
「すぐ身近に感じている存在なので」
「親しみの表現と尊敬の表現とはぜんぜん関係がなくて、
ま、これはこの記事の著者が引用した人の意見で、
hellog~英語史ブログ(https://user.
<英語を理解するには、西洋史や宗教史、
なんか、サブタイトルが長くなりましたが、英語は、
こういうの、学校英語の授業では教わらないけど、重要かも。
とはいえ、ベルーガは高校の時は世界史が苦手だったから、説明されても、
それから、ベルーガは、「
英語では、活用や用法が単純化してしまっていますが、
もちろんアメリカにも敬虔なキリスト教徒はいますし、
なんか、thou から、
最初に引用したブログを読んでから、
といっても、まだ表面的な情報を調べただけですけどね。