前回ブログ記事を投稿したのは、年始のご挨拶を除けば、昨年 12 月と、ずいぶん間が空いてしまいました。

幸いなことに、仕事が忙しくなって、なかなかブログ記事を書くまで手が回らなかったのですよ。

 

今週、仕事も一段落してホッと一息、ということで、前回の続きはもはやわからなくなったので、最近の仕事で気づいたことを書いてみます。

それは、英語のかかり方です。

 

<かかり方って何?>

 

皆さん、ご存じの通り、関係代名詞とか関係副詞とかありますよね?

The man who lives in Tokyo is a friend of mine.

みたいなやつです。

いわゆる先行詞と呼ばれる名詞(上記の文では The man)に、「who lives in Tokyo」がかかっている。

これのことを言います。

上記の「who lives in Tokyo」のような、先行詞を修飾する部分を、関係詞と呼ぶそうです。

この、かかり方がちょっと難しいなと思いました。

中学生かよ、と言われるかもしれませんが(笑)

 

<先行詞が複数あると…>

 

さて、前述のような、先行詞が1単語だったら、分からないということはまずありません。

ところが、英語話者は、3つ並べるのが好きみたいで、よく、「A, B, and C」というような書き方をします。

「A, B and C」という風に、「and」の前のカンマが省略された書き方もあります。

どちらも正しいようなのですし、文書のスタイルによって、どちらを採用しているかが分かれるみたいです。

米英でどちらを好むか傾向が分かれる、という話も聞きます。

個人的には、カンマあり(A, B, and C)の方がいいと思うのですが…。

 

で、なぜここでこのような話をしたかというと、最初に戻って、先行詞が「A, B, and C」のように複数だった場合、関係詞は、C の後に付くのですが、その時の関係詞は A、B、 C のうち、どの名詞を修飾しているのか、というのが分からないのです。

 

A も B も C も単数形だったら、関係詞の動詞が単数か複数のどちらに呼応しているかを見れば、分かります。

では、A も B も C も複数形だったら?

 

例を挙げましょう。

実際に出会った文を少し変えています。

 

Audits, surveys, and reports that assess conformance to regulations.

 

一般に規制への適合を評価するのは、監査であり調査であり報告書であるわけですから、

①「規制への適合性を評価する監査や調査、およびレポート」

という訳でいいかなと思うのですが、

②「監査や調査、および規制への適合性を評価するレポート」

みたいな訳があって、混乱してしまいました。

 

①の方が正しいと思うけど、直していいのかな…。
 

次に、こんな文もありました。

関係代名詞ではありませんけど。

 

Weight of products, waste recovered, and waste landfilled.

製品、回収した廃棄物、埋め立てられた廃棄物の重量

 

これなんかは、素直にすべてにかかってますね。

製品の重量、回収した廃棄物、埋め立てられた廃棄物、なんてことはないでしょう。

...ないと思います。

 

<こんなのが多い>

 

僕の実力と研究不足かもしれませんが、最初の例文のように、「As, Bs, and Cs that are…」という文はよく出てきていて、それが、「A や B、that 以下の C」という風に訳されていることが多いんです。

 

個人的には、that 以下は A も B も C も修飾していると思っていましたので、今さらながら混乱します。

 

こうした文が出てきたとき、「that 以下の A や B、C」と解釈するのが正しいのか、「A や B、that 以下の C」が正しいのか、はたまた文脈判断なのか、ご存じの方がいれば教えてほしいです。