ラジオ体操を覚えていらっしゃるだろうか。
今50代、60代の方であれば、夏休みには小学校に毎朝行ってやった、などという記憶のある方もおられるであろう。
参加するたびに、先生が出席表にスタンプを押してくださったこともある。
親も一緒に出かけたこともあったように記憶している。
などなど、懐かしい思い出のある体操ではなかろうか。
特別ものぐさな方には、体を動かすという意味では、一番とっつきやすい運動かもしれない。
仕事ばかりの生活で体を動かさなくなると、まさかここまで体力が落ちているとは思わなかった、というぐらいまで落ちている場合がある。
これは、ラジオ体操第一をやってみればよく分かる。
子供の時には難なく出来たこの体操、息を途切らさずに最後まで出来る方は、どのぐらいいるだろうか。
たった3分余りの体操だ。
仕事仕事で他のことに わき目も振らずに働いてきた筆者も、これではいけない、少し体を動かさなければと思ってやってみると、息が切れたのだ。
久しぶりにやってみると、これが意外に合理的に出来ていることに気がつく。
ストレッチも入っているし、体をほぐす動きもあるのだ。
今や、ランニングを開始する前の準備運動の一つに過ぎなくなったが、体を動かし始めたころには、これ丈で精一杯だった。