生理痛治療薬? | あいかのブログ

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看護師 おまたぢから&経血コントロール
からだを知る解剖生理学講師 妊娠前の身体作り。健康でいるためのセミナーや啓蒙をしています。

生理痛治療薬?


ヤフーニュース見てびっくりしました

 

生理痛の治療薬使った3人、血栓症で死亡

読売新聞 1月17日(金)18時59分配信

 厚生労働省は17日、生理痛の治療薬「ヤーズ配合錠」を使った女性3人が、血の塊ができる血栓症で死亡した、と発表した。

 同省は「薬との因果関係は否定できない」として、医療機関に対して、足の急な痛みや突然の息切れ、手足のまひが起きた場合は使用を中止し、救急医療機関を受診するように使用者に伝えるよう通知した。製造販売元のバイエル薬品(大阪市)には、添付文書に死亡のリスクを伝える警告を加えるよう指示した。

 発表によると、3人は10歳代~40歳代で、生理痛などで使い始めたが、肺動脈や足の静脈などの血栓症で2013年2~12月に死亡した。このうち、20歳代の女性は使用2日後に頭痛が起き、13日後に脳の血栓症で死亡した。




生理痛治療薬???

そんなもんあるんですね・・・・?

で すぐ調べましたが

  

添付文書 見たら

ああ、これ超低用量ピルみたいですね

ほとんどピル

いつのまにこんな薬できてたの?


生理痛の最大の原因は冷えと血流低下

ホルモンのアンバランスは基本的に自律神経の乱れが先に必ず出ています


ホルモンを整えるには、こんな薬じゃなくまず自律神経


つまり早寝早起き規則正しい生活と運動して、

筋肉つけて血流をあげ、

日没以降は蛍光灯スマホパソコンテレビを落とす、

これをまず3ヶ月やれば大抵はあらかた改善しますがね


砂糖カフェインは最低週一、排卵後は取らない


カフェインは午後3時がタイムリミット


あのね

生理痛のための薬なんてありえませんよ


すべては自分がしたことの結果ですから

自分の行動でしか治せません


生理痛に限らずすべての不調やすべての疾患に言えることです


生理痛は単なる結果なので

生理のときだけおとなしくしててもなんの解決にもなりません



特に排卵後から、夜は夜らしく過ごしたり、

冷やさない、血流をよくする、と

身体のサイクルにあった生活やケアをしないから痛みが起こる


そもそも自分のからだのサイクルを知らないのがおかしいのです




月一度の生理は、前の月の過ごし方の結果です



身体を無視した生活をして、身体が悲鳴をあげている証拠にすぎません



生理のトラブルを回避するには日常生活の改善と

生理をおもらししないことに他なりません


血栓症をひきおこし

死亡するリスクを持ってまで

生理痛を薬で治したいですか?


あのね

すべての不調は

数年かけてあなたが自分で作り上げた結果です


薬をぽいっと口に入れて治るような症状も疾患もありません!


おそらくこういった投薬で死亡するということは

こういった投薬が必要な状態ということですから

もともとの身体状態も良好ではなかったと推察します


ストレスフルで不健康な生活を続けたまま

こんな薬を使用したら

投薬という行為で

時限爆弾にスイッチをいれてしまうようなものです


すでに誤作動をおこしてアンバランスになっているカラダのバランスを


ぐちゃぐちゃにしてしまうのがこういう薬・・・・




月経困難症治療剤ヤーズ 安全性速報

http://www.info.pmda.go.jp/kinkyu_anzen/file/kinkyu20140117_1.pdf


しかしこの経過処置の記入も

元ナースのわたしが見ると

てんで情報をはしょりすぎていて腹立たしい記録ですが

症例1ですけど

既往に貧血があったりね


貧血があるのに「貧血がひどい状態だった」ってこれで通りますかね?通るんですかね?

通ってて嫌になりますね??

わたくし指導者だったら

こんな主観的観察結果書いたやつ 大激怒しますけど???

で、恥ずかしげもなくこれよく公表できますね

数値は???

ひどいというのはどんなレベルでしょうね




この死亡事故により以下が

使用上の注意に追記されるとのこと


警告
本剤の服用により,血栓症があらわれ,致死的な経過をたどる
ことがあるので
,血栓症が疑われる次のような症状があらわれ
た場合は直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと.
血栓症が疑われる症状
下肢の急激な疼痛・浮腫,突然の息切れ,胸痛,激しい頭
痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害等
患者に対しても,このような症状があらわれた場合は,直ちに
服用を中止し,救急医療機関を受診するよう説明すること.



・・・・経過をざっと見る限り

自室で倒れて死亡後数日で発見された女性もいらっしゃいます

ただちに医療機関なんて自分で連絡できない場合もあるということです


薬を使う際には

リスクとベネフィットを考える必要があります


作用を得ることが大事な時もありますが

作用を得る前に その副作用はどうなのか


致死的な経過をたどる薬が必要なほどの生理なら

薬の前にやれることが

やらなければならないことがあります


この場合

投薬と同時に

わたしが前述したような生活指導をした医師や看護師は

いたのでしょうか?


こういった事故をみると

悔しくて悔しくてなりません


3症例拝見して

涙が出ました


女性はみんな

本来の生理

からだにとってあるべき自然な「正しい生理」を知りましょう


これは教科書とはまったく異なります


おまたぢからだけでなく

生理に特化したセミナーと

自律神経ケアのセミナーやりますね


内容でき次第で募集開始します


心よりお冥福をお祈りいたします



今内服してらっしゃる方

このブログをみてらっしゃったら

次回のおまたぢから・経血コントロール

いらしてくださいね


各地におまたマスターもおります


どうぞまずはご自身の生理を見直してください



生理痛はないのがアタリマエです


生理痛がある場合

鎮痛剤にしても

こういったホルモン剤にしても

投与すればするだけ

生理の状態は悪化するだけです


その場だけ痛みをしのいでも

また痛みがおこりますし

次の痛みはどんどん強くなってゆきます


鎮痛剤は中毒性もあります

痛くなる前に飲むなんて愚行中の愚行


今 新生児期や3か月未満など

ありえない時期からのアトピー発症も増えています


お母さんのカラダに

いろんな不具合や

たまっているものが多いと推察します


育児はその人が生まれる20年前から始まっているとは

真弓定夫先生のお言葉ですが

女性はこんな薬を飲んでる暇は一切ありません


今は妊娠したくないからって

ピルを飲むのもだめですよ


女子は生理を学びましょう