実は先月末まで、
今回のLasRisasでの演目が決まらず、
焦りまくっていました。

Haremで白のファンベールがやりたい気もしたけど、
MAX師匠がきてくれたら演目が前回Sarud!とかぶる・・・。
でも盛り上げ系でいきたいし・・・。。。
同じ場所で同じ曲は続けて使いたくないんです。
これはレストランショーでも同じ。
「そこまでしなくてもイイヨ、やりたいものやりなよ」
と言われますが、
わたしはそこまでしたいのです。(笑)
ま、あえて続けて使うときもあります。
新宿ミノトールやカーサクラシカでの「Libertango」は、
ガウディのサグラダファミリアのごとく、
まさに制作中で、
毎回ちょっとづつ構築させてもらっているので、
繰り返し演じることで出来上がっていく過程や、
毎回ナニカが変わるので。。。
あえておなじものを演じ続ける素晴らしさというのもありますので。
タンゴを続けてゆく限り、
一生かけて踊りたい曲ですゆえ。( ´艸`)
だって一目ぼれしてるからね。


(わたしのひとめぼれは本気だから、超~長いのです

ベリーダンスショーや単発のパフォーマンスでは、
演目は基本的に、
前後やゲストを見てかなり考えます。

それでもやっぱり「自分が踊りたい!!」
って思う曲でなければ無理だし、
踊っていて楽しめない演目はだめ。
だからこそ、選曲って大事だし難しい・・・。
自分がやりたいだけでもダメ。
場に合わせ、
ゲストメンバーが以前見ていないもの、
言葉悪いですけどね、
演者がやりたいものだけやって、
自分だけ気持ちよくなっちゃうパフォーマンスは見ててげっぷが出るんですよ・・・。
ま~そういうのはプロの仕事じゃないと思うのが私見ですが・・・・。
つまり、
「もう1回見たいな」

「また見たいな」

って思えなくなる。

自分が曲に入り込んで、
陶酔しきってるように見せながらも、
オーディエンスがそれを見て喜ぶような、
そんな魅せ方をしなければ、
もう1回見たい!!また見たい!!と思ってもらえない・・・。

どこか冷静な部分がなければ、
プロではない。
でもたまに我を忘れて本気でのめりこむ。(笑)
だからこそお客様が面白く思えるんです。
表情の差っていうのかな。
同じ曲でも毎回違う。
毎回表情が違う。

ま。拙いダンサーふゆの戯言ですが。

ふゆを「また見たい」、と思っていただけるパフォがしたい!!
これがいつもいつも変わらず思うことなのです。。。

そんなわけで、
ジプシーにしようと決めて、
選曲をシャキーラにするぞ!
と決断して、
ジプシースカートを履いたら、
ほとんど30分で振付完了。(爆)о(ж>▽<)y ☆
ちょこちょこいじること半日で振り完。
おりてくると振付ってとにかく早い。
迷いがないから、ぴしっと入ってくる。

この曲はいつか踊りたいと思って、
この2年くらいで多分数百回聞いてたせいもあると思います。

音をきちんと聞きこんでいると、
振付しようとした瞬間に
ちゃんと音に合う振付がおりてくるから。
というか、もう勝手に身体が動くのです。

以前の師匠もとにかく曲を聴け、曲を食べろ、と言っていました。

なので生演奏のときも、
即興のときも、
とにかく音をよく聴いて、
耳だけでなく、
肌から音を吸収するようにしています。

音があるから踊れるんだし、
音があっての舞踊なのでね。

奏でられている音を大事に、
身体で刻む。
音と周囲と自分と調和して、
初めて素敵なパフォーマンスができる。
ねばならぬ・・はよくないけど、
アーティストの部分では
こういうコダワリは外せないし、
はずしちゃうと軸がぶれちゃうから、
これでヨシかな~と。

振付しながら、
詞訳を調べて、
演出も終了。
歌詞がある曲は基本的に歌詞も調べます。
歌詞にそぐわない表現ではちぐはぐになっちゃうから。

貴方の目の中で生きたい、という情熱的な歌詞。
ラテンの血が騒ぎました。(笑)
てなわけで、
これはちゃんと踊りこんでおこうっと。
