ご存知ですか?
ヘアオイルは、インバス/アウトバスにかかわらず
ケアアイテム、スタイリングとして人気がありますが
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> へアオイルで髪が乾燥促進 <
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する可能性があることを。
皆さんは経験ないですか?ヘアオイルを使ったのに、まとまるどころか余計にパサついて髪が絡まる時。
今回のポストは、ちょいと真面目なお話です。
<オイルの乾燥促進効果を知る前の私の話>
髪の表面のツヤ欲しさにオイル(ツバキ、アルガンなど)を塗布するが、時間の経過とともに毛先がパサパサしていく。
そして、それをカバーするためにさらにオイルを重ねる。
結果、髪がべたついてしまい、埃ばかりに愛される。結果、イラっとする。不潔っぽいなあと悲しくなる。
今日は、その理由と解決方法をしっかりご案内します。まずは、以下をご拝読くださいな。
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オイルは、日光や体温などの熱に影響を
受けやすい性質があります。
そして、水分より熱伝導が良い性質があります。
髪にオイルを塗布後、そこに熱が加わると、
素髪の状態よりも髪内部の水分が
揮発しやすい環境になります。
===
!!!まじすか!!!
ビューティ専門のPRに就いていた当時、私が担当していたヘアブランドのプロデューサーさんから聞いた時は衝撃&腑に落ちすぎてショックでした。
全てのオイルや製品がこの性質ではないとは思います。
植物由来だからOK、美容成分を多く含むからOK、ということではなく、オイルの熱伝導にフォーカスした理論です。
では、髪の乾燥を促進することなくオイルを使う基本は、
髪内部に十分に水分保持させてから使う
の一択です。水道水で濡らすだけでも、かなり違います。
どうすれば髪に使うオイルの良い面を引き出せるかについて。
::: 髪の保湿がきちんと出来る良質なシャンプー類、
ノンシリコンのトリートメントよりも、髪を
コーティングもしくは熱から髪を守る成分が
含まれたトリートメントを使うことが前提です:::
1)ジェルとオイルを手のひらでミックスするスタイリング
私が一番好きな製品は、先ほどの理論を教えてくれた方のブランドのスタイリング剤で。ヘアケア効果が素晴らしいので続けています。でもね、結構なお値段ですので、手持ちが使い終わったら一旦終了。
水分と油分を乳化したいので、界面活性剤が含まれているヘアケア系ジェルに植物オイルをブレンドする、自前のスタイリング剤を作ってみようと目論み中です。
髪の状態と仕上がりの希望に合わせて比率を変えられるから、手のひらの上でその都度ブレンドして作るのがコツ。
素人の卓上の理論ですが、私のブレンドは
--髪を綺麗なストレートに整えるジェル状トリートメント
--アルガンオイル
でやってみようと思います!
オイルがわずか〜に乳化されてる点が要!
スタイリングでしっとりヘアをキープするなら、ミルク系が一番簡単です。
ただし、界面活性剤による刺激感には個人差があります。
次回ポストでは、WWDのBEAUTY TASTEで見つけたヘアミルクをレビューします!
2)シャンプー後、タオルドライした濡れた髪の毛先に使う
頭皮から体に近い部分(うなじや肩)ほど体温で&日光で、髪は温められます。
髪内部の水分が環境に影響されるのは避けられないので、髪に水分が保たれている状態でオイルを使うのが良しです。
繰り返しますが、乾いているからオイルでカバーという考えは髪をさらにパサつかせるので、私はオススメしません。
傷んで乾いている部分には油分と水分が同時に補えるミルク、もしくはセラムを塗布した後に薄くオイルを重ねます。
髪表面にツヤを出す、まとまりを求める、保湿などいろいろな目的でオイルを使う場合、
・傷んで水分が少ない
・ヘアアイロンなどで髪質が硬くなっている髪
への”唐突なオイル塗布”が最もいただけない使い方ということになります。
ちなみにスキンケアでは、化粧水のあとに
乳液→オイル
よりも
オイル→乳液
の使用順序の方が、保湿は持続しますよ。
3)髪を濡らしてオイルを塗布&放置、からのシャンプー
とっても素晴らしい仕上がり!柔らかでサラサラでつやつや!
オイルの熱伝導力を鑑みると、通常よりドライヤーの熱が回りやすく、スタイリングしやすい髪質になっている可能性もあります。
オイルに精油を1滴ブレンドすると、さらにいい仕上がりです。
全ての髪に良いオイルは、ラベンダー、ローズマリー。
頭皮の状態(乾燥/フケ/疲労/ベタつき)によって、サンダルウッドやレモングラスなどなど使い分けます。
頭皮は、肌でもあり筋肉でもあるので、そういう視点で選ぶと楽しいですよ(ルームフレグランス用は選ばないでね)。
ヘアサロンでトリートメント出来ない時のレスキューとしてとてもオススメです。濡れた髪にオイル、の順番ですよ。
私は頭皮にもオイルをしっかり塗り込み、保湿を完璧にします。
以上、とても手軽なオイルですが、使いようによっては結果が全く違っています。
なお、髪へのキャリアオイルは好みで選んで大丈夫です。植物性でもベビーオイルでも。私の一番好きなオイルは、ライスオイル(米油)です!!
私はアロマテラピー検定1級を持っている&美容業界でたくさんのオイルに触れてきました。
ある程度はキャリアオイルの知識を持っていますが、わからない方は店頭のサンプルで、まずは粘度や感触を選んでみましょう。
私も一気にアイテムを揃えたわけではありません。少しづつお気に入りを見つけられたら良いですね。