義父が亡くなった後、義実家で遺品整理をした。
たった20坪弱の古民家…
老夫婦2人でこざっぱり暮らしているように見えたけれど、それは自分たちが暮らす1階に限ったことで2階はありとあらゆる物で溢れていた。
物のない時代に育った大昔の義父母だもの。
置き場所はたくさんあるのだから、一度手に入れた物を手放すわけはない。
当たり前のように旅行先で買い求めたであろう大量の土産物、夫と夫弟が生まれた時に買った五月人形、兜、鎧飾り、いつ読んだのかわからないような本の山、息子2人が使っていたベッド&机&本棚、古くてカビ臭い布団、ミシンに蓄音機etc etc
そして、3竿の洋服ダンスに山ほどの洋服…
とても自分たちで処分できる量ではなく、結局、業者に依頼して事なきを得た。
その時、(義母とまだ同居だったので)どうしても処分できなかった年代物のソファセットとテーブルと洋ダンスに、今、悩まされている。
(何回か総張り替えしたらしい)革張りのソファセットとテーブル・洋ダンスが高価な物だということは充分過ぎるほどわかる。
けれど、全く私の趣味に合わない。
ましてや、義父母が座り続けたソファに座ることや彼らの洋服が入っていたタンスに自分の服を入れるなんて考えただけでぞっとする。
神経質な自分が悪いのかもしれないけれど、そうなると、いくら価値のある物でも無用の長物だしはっきり言って見たくもない代物。
できれば捨てたい。
だって、好きなものに囲まれてすっきりミニマムに暮らしたいのだもの。
嫌でも目に入る「それら」が気持ち良い生活の邪魔をする。
昨日、夫に
「捨てても良い?」
打診してみたところ想定内の返事が返ってきた。
「お袋が亡くなるまでは…」
あ〜
アナタノオフクロ、イキマスカ?
それ、いつ?
きっと、何年も先だよね?
それまで「それら」と暮らすの?
さあ、どうやって彼を落とすか…
頭と腕を磨かなきゃ😤