「双子を育てながら、どう働く?」

 

双子・三つ子などの多胎育児では、子どもが一人の場合とはまた違った、仕事との両立の難しさがあります。

 

育休からの復帰。
子どもの体調不良。
毎日の生活リズム。
仕事と家庭の時間のやりくり。

 

「この先も仕事を続けられるのかな?」

「どんな働き方を選んだらいいんだろう?」

 

そんな疑問や不安を持つ方に、実際に双子を育てながら働くママたちのリアルな声を届けたい。

 

そんな思いから、2026年7月10日、KODOMOTOにて

「双子・三つ子ママのための これからの働き方」

を開催しました。

 


今回は3人の双子ママがパネラーに!

今回のトークセッションには、3人の双子ママがパネラーとして登壇。

 

それぞれ、左から
フリーデザイナーのはるさん
ヨガ講師のゆか

会社員・オフィス設計デザイナーの小林さん

 

という、現在の働き方もこれまでのキャリアも異なる3人です。

MCはキャリアコンサルタント資格を持つ方に担当していただき、3人の経験を掘り下げながら、「双子育児」と「働くこと」についてお話しました。

 

今回は一般参加の方に加え、企業からもご参加いただき、子育て中のママたちと一緒に、これからの働き方について考える時間となりました。


まずは「双子育児って、実際どうですか?」

最初のテーマは、とてもシンプル。

 

「双子育児って、実際どうですか?」

 

双子が生まれたばかりの頃のことから、一番大変だったこと、そして「双子だからよかった」と思うことまで、それぞれの経験を聞いていきました。

新生児期の頻回ミルク

会社員としてオフィス設計デザイナーをしている小林さんが挙げたのは、新生児期の頻回ミルク。

一人でも大変な新生児期。

それが二人となると、授乳やミルクの時間も当然増えていきます。

 


とにかくオムツ交換!

フリーデザイナーとして活動するはるさんからは、**「オムツ交換が多い!」**というリアルな声も。

双子だから当たり前といえば当たり前なのですが、実際に毎日やっていると、その「当たり前」の積み重ねが大変なんですよね。

 


離乳食期は、自分の食事もままならない!

そして私、ゆかが挙げたのは離乳食の時期。

双子の離乳食を用意して、食べさせて、片付けて。

その間に自分の食事をゆっくり食べるなんて、とてもじゃないけどできない。

今振り返っても、ここが私にとって「ピークに大変だった時期」でした。

 


それでも「双子でよかった」と思うこと

大変な話だけではありません。

 

3人に共通していたのが、

「双子だからこそよかったこと」

についての話。

 

小さい頃は、双子同士で遊ぶことができる。

大人がずっと相手をしていなくても、二人で遊んでいる姿がある。

 

もちろん大変なことはたくさんあるけれど、

「二人だからこそ、二人で育っていく部分もある」

というのは、双子育児ならではの魅力なのかもしれません。

 


ホワイトボードに書き出した「3人のリアルな1日」

続いては、今回のイベントの中でも特に興味深かった

「1日のスケジュール」

について。

 

事前に3人それぞれの1日の流れをホワイトボードに書き出してもらい、それを見ながらMCが質問していきました。

 

同じ「双子ママ」でも、

  • 仕事の内容
  • 働く時間
  • 家族構成
  • 子どもの年齢
  • 家庭での役割

によって、1日の過ごし方は全然違います。

 

「こんな時間に仕事してるんだ!」

「そこはどうやって時間を作っているの?」

そんな質問も飛び交いながら、3人のリアルな生活を覗く時間となりました。

 

 


「働く」と決めた理由も、それぞれ違う

そして今回、一番お伝えしたかったテーマ。

 

「なぜ、その働き方を選んだの?」

です。

 

3人とも双子ママですが、そこに至るまでの道のりは全く違いました。


会社員として働く、小林さん

小林さんは、オフィス設計デザイナーとして会社員を続けています。

ご主人の転勤をきっかけに名古屋へ引っ越し、新たな職場を探すことに。

 

もともとデザイン職だったことから、前職でのつながりを通して現在の職場を紹介してもらい、今の仕事につながったそうです。

 

双子がまだ小さい中で、

「この働き方を続けられるのかな?」

という不安もあったそう。

 

それでも現在まで仕事を続けられている背景には、子育て中のママに寄り添ってくれる職場環境がありました。

 


フリーランスという働き方を選んだ、はるさん

はるさんは、現在フリーデザイナーとして活動しています。

 

結婚を機に名古屋へ来たため、それまでの仕事を退職。

出産後にはいくつか外で働くことにも挑戦しましたが、子どもの体調や生活リズムとの両立が難しく、仕事を辞めることに。

 

そこから新たに選んだのが、フリーデザイナーという働き方でした。

 


12年間の会社員生活から、ヨガ講師へ

そして私は、少し違った道を歩んできました。

会社員として12年間働き、産休・育休を2回取得。

どちらも復職しました。

 

そして双子を出産した後も、もちろん復職。

 

「仕事も育児も頑張ろう」

そう思って約1年間、家庭と育児と仕事の両立を頑張りました。

 

でも、頑張り続けた結果、自分自身の心身が限界を迎えたことをきっかけに、働き方を見直すことに。

 

そこで改めて、

「私は本当は何がしたいんだろう?」

と考えました。

 

そして、もともと大好きだったヨガを仕事にしていきたいと思い、現在はヨガ講師として活動しています。

 


会社員とフリーランス、それぞれのメリット・デメリット

トークでは、それぞれの経験をもとに、

「会社員とフリーランスって、実際どう?」

という話にも。

 

 

会社員は、やはり収入面での安定が大きなメリット。

 

一方で、組織の一員として働く以上、人間関係の悩みや、自分の思い通りには動けない部分もあります。

 

フリーランスは、安定性という面では会社員に劣るかもしれません。

 

でも、

「青天井で、上限がない」

という可能性がある。

 

その反面、仕事をするのも、営業するのも、管理するのも、すべて自分。

 

「全部を自分一人でやっていけるのか?」

という難しさもあります。

 


正解はひとつじゃない

3人の話を聞いていて、改めて感じたことがあります。

 

それは、

働き方に正解はひとつじゃない。

ということ。

 

会社員を続けることもできる。

フリーランスという選択もある。

一度仕事を離れることだってできる。

働く時間を変えることもできる。

 

そして、人生の途中で働き方を変えたっていい。

 

3人の話を聞くことで、

「こんな働き方もあるんだ」

と、選択肢を増やしてもらえる時間になったのではないかと思います。

 

 


最後に、3人に聞いた「これから」

イベントの最後には、

「昔の自分に声をかけるなら?」

という質問も。

 

3人から出てきた言葉のひとつが、

 

「大丈夫!ちゃんと生きてるよ!」

 

という言葉でした。

 

双子育児の真っ只中にいるときは、

「これでいいのかな」

「ちゃんとできているのかな」

と不安になることもあります。

 

でも、振り返ってみれば、

ちゃんと生きてる。

 

それだけでも十分なのかもしれません。

 


双子ママだけの問題じゃない

今回、参加してくださった方の中に、双子・多胎児を育てている当事者の方はいませんでした。

 

でも、参加者はみなさん子育て中のママ。

そして企業からも参加していただきました。

 

だからこそ、今回のイベントは「双子ママだけのための話」ではなく、

子どもを育てながら働くすべての人が、自分のこれからの働き方を考える時間

になったのではないかと思っています。

 

「子どもとの時間を大切にしたい」

「仕事も諦めたくない」

「今の働き方を、この先も続けられるのかな?」

こうした悩みは、双子ママに限ったものではありません。

 

そして、多胎育児というまだまだ知られていない子育てのリアルを、当事者ではない方に知ってもらうことも、私たちが活動していく上で大切なことだと感じました。

 


「知ること」から、子育てしやすい社会へ

今回のイベントを通して、改めて感じたのは、

子育てと仕事の両立を、ママだけの努力にしないこと。

 

家庭だけではなく、職場や企業、地域にいる人たちが、子育て中の人たちのリアルを知ること。

それだけでも、少しずつ変わることがあるのではないでしょうか。

 

私たち「ふたごみつごにぎやかマルシェ」は、これからも多胎家庭と地域をつなぎながら、

「子育ても、仕事も、自分の人生も諦めなくていい」

そんな選択肢を増やしていける活動を続けていきたいと思っています。

 

 

🌱 ふたご・みつご家庭と地域をつなぐ活動をしています

今回の「これからの働き方」のように、
ふたご・みつご家庭が抱えるリアルな悩みや、
子育て・仕事・暮らしについて考える場を、これからも作っていきます。

 

そして、もちろん!
ふたご・みつご親子が楽しめるイベントも開催しています♡

 

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