アニメーションなのに、
色の効果がここまで体に伝わる。
アニメーションだからできるとも言うのかな。
映画を見ていて、自然に深呼吸したくなるのは、
きっとこの緑の色の波長が見ている者の体に及ぼす効果ですよね。
全体を通して、グリーンの葉っぱのグラデーションの美しさが背景にあって、
ナチュラルハーモニーの配色が見ているこちらの心を明るく落ち着かせてくれるの。
ジブリ映画はいつも、色彩効果抜群でございます♪
この小人の家の可愛らしさ♪
まさにナチュラルハーモニー配色のワクワクするようなかわいい色使い♪
住みたくなります。
あと、登場人物の服の色が、
それぞれのキャラクターをとても上手に表していてあっぱれ!
アリエッティが初めての「借り」に出るとき、
自分の服を選ぶのですが、
数ある中から赤い服を選ぶんですね。
以後アリエッティのテーマカラーみたいに使われるんですが、
これ↓
背景はおおむね緑なので、コントラストが映え、ヒロイン的な位置づけでとらえやすいのと、
アリエッティの大胆さや好奇心旺盛なキャラが伝わります。
この服を着て、髪をきりっとまとめ上げるシーンも引き締まった印象を強調してて
果敢な性格が伝わってきました。
アリエッティのお母さんの紫のピタッとしたワンピースと くすんだ黄色のようなエプロンと黒い髪は、
補色配色で印象強くありつつも、臆病さと消極性が表れている配色。
さっすがです~![]()
人間の男の子『翔』の色はいつも、無彩色か、こんな感じのブルー系なんです。
髪の色もブルーグレー。
いかにも草食系で、病弱そうで、でも端整で、育ちの良い優しい雰囲気満点。
『翔』が登場する、特に室内でのシーンは、コンプレックス配色で少しさびしい色合いも多く、
でも後半は徐々に背景に色が取り入れられて、
手術もうまく行くよねきっと♪って、観客に勝手に想像させちゃうような
ハッピーエンド感が色彩効果からも伝わってきます。
あと、樹木希林さんがはまり役の声優を務めてるお手伝いの『ハルさん』
樹木希林さんってほんとにすごいですね。
アニメなのに、声優じゃなくて、本物の『樹木希林』に見えてくるからすごい。
彼女のこのオレンジ×イエローっぽい配色は、
おちゃめな軽~いキャラを強調してて存在感を強めてます。
髪の色とのコーデもぴったり♪パーソナルカラー的にも
トトロで言う、メイちゃんみたいな無邪気な存在が
高齢の登場人物なのに色から醸し出されていて、
色が及ぼす心理効果が完璧に作用している登場人物の色設定だと感じました。
東京小金井が物語のお屋敷のモデル住所なのだそうです。
こんなような雑木林の古い豪邸って、ありそうですね。
普段気にも留めないのに、描写があまりにキレイで行ってみたくなります。
見落としてしまっている日常の色彩を思い出させてくれる映画でした
カラーに興味がある方はこんな観点で見てみるのも
この映画とても見る価値ありだと思います~♪






