フレンチレストランベルエキップ ~みずなみ焼と地元野菜をこよなく愛するシェフのblog~ -25ページ目

フレンチレストランベルエキップ ~みずなみ焼と地元野菜をこよなく愛するシェフのblog~

岐阜県瑞浪市のフレンチレストランベルエキップシェフのblogです。日々の出来事から、料理に対する想い、新作料理や仕入状況、イベント情報等を発信していきます。



素晴らしい鴨です。

鴨の美味しさは難しいです。

火入れも難しいです。

今の世の中は全て効率化や生産性や高い平均値を求められます。

そのうち人間は必要ない時代が来ると思いますが

人間の最大の武器は忘れることだと思います。

AIやパソコンは削除しない限り残ります。

人間の記憶は自分の都合の良いように変えたりトラウマのようにもなったり人それぞれです。

今は昔より遥かに便利で何でもあり平和です。

今は世界は確かに大変ですが普段日本で餓死する人は少ないですし戦争もない。

戦国時代や昭和初期に比べたら平和で安定しみんながそこそこ豊かで幸せです。

ならそれで良いのか?

平和で安定し幸せでも問題はあるし

だからこそ深刻な問題も出てきます。

一揆やかつてのトイレットペーパー騒動を過去のものとできないとわかりました。

数百年で人は変わらないとわかりました。

AIが発達しようとも食糧を作るのはまだ人間です。

キャシュレスも推進しようとしてますが何かを買うとき一番大事なのは作る人です。

作る人をもっと大切にお金も優遇しないと困った時に手に入れることは難しいです。

誰でも自国や自分の身内や近所や親しい人に与えたいです。

キャシュレスやAIやパソコン等で便利になるとそれを管理しアップデートしたりする人達が必要です。

それが仕事になり発展し進化したら良いですが人は疲れるし競争の劇化は無理をさせます。

世界中で競争したら休む暇はないです。

世の中そんなに便利に効率的にするべきか?

今でもう十分ではないかと僕は思います。

スマホも今で十分ですしカメラの画質は最高に素晴らしくコンパクトなデジカメを駆逐し

残っているのは一眼レフのデジカメくらいです。

もちろん進化や発達は素晴らしいし止めるべきではないです。

でも人間の生き方はもっとシンプルだと思います。

大切な人と美味しい食事をするのはとても幸せです。

骨付きで塊でゆっくり火入れする肉は原始人の頃から人間のご馳走に変わりはないと思います。

進化を止めるべきではないけど残すべきものは残す。

右と左に北に南に陰と陽があるように

デジタルとアナログ

最新と最古

料理ならガスと電気

両方あり選べるほうが豊かだと思いますし、この鴨のように塊で3時間火入れするのは

とても非効率で生産性は悪いです。

が

最高に美味しいです。

最新の調理機器より僕の火入れの鴨のほうが美味しいと胸を張れます。

食べるのは非完全な人間です。

人の心を動かすのはいつも完璧や最新ではないです。

むしろ完璧を目指す過程や努力し精進する姿に心を打たれることがあります。

アスリートの秘めた想いや普段の厳しい自己管理やトレーニング風景を見ると

特別な感情でそのアスリートを見るようになってしまいます。

頑張れ!

と

大変なことや悪いことがあると普段の幸せや平和を実感し感謝できます。

あれほどトイレットペーパーを大事に使うことはそんなになかったはずです。

ものをだいじにする

日本人が昔から持っていた心を忘れていたような気がします。

マスクを洗うや手作りマスクなんて想像できませんでした。

買い占めや転売は昔からあるし仕方ない一面もあります。

本当に必要な人にこれからは渡るように変わると思いますし人間の本質が問われます。

僕はどれも正解で正義だと思います。

みんなが同じ答えではないですし人の生き方をとやかくいう権利も資格もないです。

みんながみんな誰かのためや自分のためにすることを

ほんの少し範囲を広げるだけで変わるかもと思います。

好きで仕事をしてる僕みたいな人間もいれば仕方なく働いてる方々もたくさんいます。

お客様は神様でもなく同じ人間です。

たまたま売る側と買う側でも巡り巡って立場が逆になることもあるはずです。

明日は我が身ですし持ちつ持たれつ

ギブアンドテイクと言う言葉もあるんですからきっと世界共通な想いだと思います。

僕は素晴らしい食材を育てる作る捕る獲る方々がいるから存在しますし働けます。

そして食べてくださるお客様あっての僕です。

世界を変える力や人を救うことはできませんが美味しい肉なら鴨なら焼けます。

それを進化しもっと美味しくなるように今日もいつも通り働き火入れします。