オバマ氏に学ぶ演説手法
アメリカでの金融混乱が続く中、バラク・オバマ氏が
次期大統領に就任するというニュースはまだ記憶に新しいところです。
このブログで、オバマ氏の政策にまつわる云々を語るつもりはないのですが、
気になるのは、大統領スピーチに見られる演説パフォーマンス。
政治家にとっては「言葉」の伝えかたこそが聴衆を惹きつけ、
それが大きく選挙結果にも響く。ときには失脚さえ免れない。
言葉の重みと「伝え方」が如何に大事かがよくわかりますね。
幼少期に、当時衆院議員であった私の祖父の街頭演説を聞いたことがあり、
小さいながらも大変身震いした記憶がある。
それにまして、アメリカの選挙演説はどうしてここまでパワーがあるのだろうか。
どうしてオバマ氏の演説はここまで聴衆を魅了することができるのだろうか。
よく政治家の演説に見られる手法として
クライマックス法というものが使われています。
クライマックス法とは、聴講側を盛り上げたところで本題(結論)に入っていくというもので、
結論を先に述べてしまうアンチクライマックス法とよく比較されます。
オバマ氏の、あの沈黙の後の静けさを、そろりそろりと夢と希望を口にしながら
一気に大ボリュームでまくしたてていくパワーは凄まじいと思う。
過去のアメリカ演説の代名詞とも言われるのは、
かのジョンFケネディと、キング牧師。
聴衆の心に響く、リズミカルな喋り方と(韻を踏んでいる)、
対比のキーワード(例:「白人と黒人」)を連呼しながらのオバマ氏演説は、
ケネデイ元大統領およびキング牧師の再来だとも言われているそうだ。
オバマさんの演説として、パワフルなのは喋り方のみではない。
よくVIPクラスになるとスピーチライターだとか心理作用アドバイザーなどの
取り巻きが多いのは周知でありますが、
日経ビジネスによると、オバマ氏はまず自分の過去を語る。
黒人と白人との間に生まれた苦しみ、
インドネシアで過ごした幼少期、深刻な人種問題・・・
自ら苦悩を明かすことで、目の前の人たちを「共通」化し、共感させることができる。
この「共通化」させる話し方は、営業商談現場でもまったく通用する話でもある。
ということで、以上つれづれの独り言ではありますが、
アメリカの演説法には多く学ぶことがあるのです。