今日は、「耳鳴り患者の各自の症状」を集計しました。 耳鳴りの患者側からの感じ方、考え方を知りたくて。 耳鳴りの方とお会いすることによって、私なりのデータ収集を心がけるようにしています。に対する不満度が増加してしていくのは私だけではないと思います。 治らないと、医師への信頼度が軽減して新しい病院へと変更する方も多い病気だと言われています。

今日は、「耳鳴り患者の各自の症状」を集計しました。

 

耳鳴りの患者側からの感じ方、考え方を知りたくて。

耳鳴りの方とお会いすることによって、私なりのデータ収集を心がけるようにしています。

個人が収集しているデータなので情報量は少なく、対象者も偏っていて正当なデータとは言えませんが。

同じ患者の気持ちを把握したく、そして共有したくてまとめています。

耳鳴りの各自の症状

耳鳴りの症状は、各患者ごとにかなり違いがあります

その症状を把握して、耳鳴りの原因や耳鳴り疾患の分類を突き止める要素となるわけですが。

ここでは症状の分析が目的ではなく、同じ患者の方がどのような耳鳴りの症状があるかを理解して、自分の症状との比較をしてみるための集計としました。

[ データ集計の対象者 ]

・慢性の耳鳴り患者

・耳鼻咽喉科の通院中と経験者

・現在も耳鳴り疾患のある患者

・25名

■ 耳鳴りの音

 

耳鳴りの方とお会いすると、まずは ”どのような音がするのか” を聞きます

高音から低音の幅の広い周波数の不快音が、各患者ごとに聴こえているのを簡単に把握してみます。

これらの音を客観的に検査するにはピッチマッチ検査がありますが、まずは自覚的な擬音としての分析をしました。

Q. あなたの近い耳鳴り音はどれですか?

回答 人数 比率
① ジー系 9 36%
② キーン系 6 24%
③ ピー系 4 16%
④ ブーン系 4 16%
⑤ その他 2 8%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キーン」「ピー」「ジー」系の金属音や電子音のように表現される高音の耳鳴りは、耳を塞ぐと音が大きくなるのが特徴です。

多くの原因は、加齢に伴い高周波音の難聴が基に、耳鳴りを伴うことが多いようです。

「ブーン」系は、突発性難聴、メニエール病による耳鳴り音はこのような音感のようです。
耳が詰まったような感覚の耳閉感を伴い、耳を塞ぐと音が小さくなるのが特徴です。エアコンの風、ボイラー音のような重低音の類似音です。

アンケートの対象者の多くは高音の難聴による耳鳴りの方が多いようです。

医療系の集計データとは異なった数値が出ているようです。

■ 耳鳴りが起きた原因

 

耳鳴りの発生は、多くの疾患が関連して生じるとこともあると言われています。

耳鳴り患者の一部の方は、耳鳴りの発生の原因を想定している方もいるようでした。

Q. 耳鳴り発生の原因を想像できますか?

回答 人数 比率
① 他の病気から 3 12%
② 大きい音を聞いて 1 4%
③ めまい 1 4%
④ 分からない 20 80%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどの方が原因が分からず、ある日突然に耳鳴りが発生しました。

聞こえの劣化による難聴系の耳鳴りは突然発症するもので、そのタイミングは解明されていません。

多くの方が、背景がわからず耳鳴りを発症しているわけです。

■ 耳鳴りがひどくなる時間帯

 

耳鳴りが慢性化して時間帯によって大きくなるという方、時間帯によって気になるという方も意外といるようです。

Q. 耳鳴りのひどい時間帯はいつですか?

回答 人数 比率
① 朝 4 16%
② 昼 1 4%
③ 夕方 2 8%
④ 夜 4 16%
⑤ 決まっていない 14 56%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多くの慢性耳鳴り患者は、一日中決まっていない時に耳鳴りが聞こえてくるものと思っていました。

私は、時間に関係なく継続して鳴っているものの、その時の状況によって大きさなどの変化があるものと考えていました。

特に ”朝起きた時” と ”夜” が不快音が大きく聞こえるという方がいるようでした。

これは、他の時間には聴こえないことではなく、その時間帯が強く不快を感じるようです。

朝夜の時間帯を考えると、睡眠や疲労による関わりなのでしょうか。

 

■ 耳鳴りが僅かでも改善した行為

 

慢性の耳鳴りは、医師からの処方される薬剤での効果はあまり期待できないため。

次第に、各患者ごとに独自の改善方法を試みているようです。

耳鳴り改善にわずかでも効果のあった ”改善行為” を回答してもらいました。

Q. 個人での効果があったと思われる改善行為はありますか?

回答 人数
① 外出 13
② 運動/ストレッチ 11
③ 湯船 8
④ 整体/鍼 6
⑤ 仕事 5
⑥サプリメント 5
⑦音楽 5
⑧ 趣味 4
⑨ 食事療法 3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人の対象者から、複数の回答をしてもら、同じ回答が3人以上の項目をまとめました。

私が想定した改善行動と近い回答が集計されました。

”外出” は、ウオーキング、散歩、ショッピングも含まれた積極的に家から外に出て耳鳴りを逸らす行為です。

 

■ 耳鳴りが僅かでも悪くなった状況

 

生活の中で耳鳴り音が大きくなったり、”耳鳴りが継続して長く気になる”状況の行為を回答してもらいました。

耳鳴りが悪化するきっかけを集計しました。

Q. 耳鳴りが悪化した行為や環境はありますか?

回答 人数
① 睡眠不足 23
② 気候(温度/気圧) 22
③ 疲労 15
④ 飲酒 11
⑤ 騒音 4
⑥ 運動 4
⑦ コーヒー 3
⑧ 血圧 3
⑨ 食事 3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠が、ほとんどの方が耳鳴り悪化に影響を与えていると思います。

私も耳鳴り発症から数ヶ月、”眠れな ✖️ 苦痛” が相乗効果をもたらしてどんどん悪化して行った時期がありました。

また、温度や気圧の変化が耳鳴り悪化に影響していることは、多くの方が実感しているものと考えられます。

以前は、季節の変化と体の不調などは特別に感じなかったのですが、耳鳴りによって気候変動をデリケートに感じるようになってしまいました。

 

 

耳鳴りは孤立した辛い思いのある疾患です。

他の耳鳴りの方の状況とも比較して、ご自身の耳鳴りの改善に役に立てる契機になればと思います。